“ゴッホ”の生きた空間、心情を追体験する「親愛なる友フィンセント ~動くゴッホ展」|トレタスグリーンホール

2024/07/31

「ゴッホと花の絵」。映像に加えミラーを使ったインスタレーション空間

動くゴッホの絵に囲まれて不思議な感覚を味わいながら、画家ゴッホの数奇な生涯を知るデジタルファインアート展「親愛なる友フィンセント ~動くゴッホ展」が、トレタスグリーンホールにて開催中です!


「ゴッホ体感!イマーシブアート空間」。ゴッホの作品世界に入り込む感覚を味わう

暗幕で覆われた展示室に入ると、そこに広がるのはゴッホの作品世界を体感できる新感覚アート空間。ゴッホ自身やその友人たちが額縁の中で身じろいだり、瞬きをしたりと魅力的な表情を見せる「肖像画ギャラリー」や、3Dホログラムでよみがえった「郵便夫ジョセフ・ルーラン」がゴッホの画家人生の始まりからその衝撃的な死までを振り返る「ゴッホ・シアター」など、CG技術を様々な形で用いたデジタルアートを鑑賞することができます。


「星月夜」。躍動感とスピード感を備えた鮮やかな青と黄色の空間に浸る

今回の展示で特徴的なのは、”ゴッホ”という存在をより身近に感じられる仕掛けの数々。動く絵としては、「星月夜」や「ひまわり」など、誰もが知る有名な油彩画がラインナップ。絵画の中でたなびく糸杉やうねる空、窓辺で風に揺れるひまわりが、ゴッホの見た風景や心情を私たちに追体験させます。
また、絵画を元にアトリエの寝室を再現した一角では、奥の窓に躍動するゴッホの絵画が次々と映し出され、彼の心象風景を垣間見ているよう。

そんな展示空間を進むにつれて、後世に伝わる”狂気の画家”としてのイメージは徐々に塗り替えられていきます。代わりに浮かび上がってくるのは、聡明な兄であり、気難しくも愛すべき友人であった”フィンセント”の等身大の姿。作品を作り出した人間を知ることで、見慣れたゴッホの名画は今までとはまったく異なる見え方に。いつの間にか、「ゴッホの絵をもっと見たい、知りたい」と感じている自分に気が付くはず。


知っているようで知らない”ゴッホ”の世界を、CG技術で親しみやすく表現する本デジタルファインアート展。豊かな純粋芸術の世界との出会いを体感して。


親愛なる友フィンセント ~動くゴッホ展
企画制作:ワンダースクワッド/ネオスペース
【日程】開催中~2024/8/25(日)
【会場】TRETAS GREEN HALL(福井県福井市高柳2-1206)
【時間】9:30~17:00(最終入館16:30)
【休館日】会期中無休
【料金】一般1400円、中高生1000円、小学生700円、未就学児無料
【HP】あり

#アート#エンタメ#福井市内

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