2024/10/30

紙の専門商社『竹尾』が1965年より主催している紙とデザインのイベント「竹尾ペーパーショウ」が福井で初開催。こちらは2023年に東京で開催された「PACKAGING—機能と笑い」をテーマとする企画展。
これまで長い歴史の中で、東京・大阪や海外など主要な都市で開催されてきた同イベントですが、本年は初の試みとして地方を巡回、北海道のニセコ町、そして福井県の鯖江市がその会場となりました。
展示会の企画・構成はデザイナーの原研哉氏と『株式会社日本デザインセンター原デザイン研究所』です。
「PACKAGING—機能と笑い」では、商品やもののパッケージについて、その「機能」と「笑い」という異なる2つの視点から見つめ直しています。
「機能」では、古典的な素材でありながら、最新のテクノロジーや印刷加工技術の進展によって変化する紙の近未来に着目。12組のクリエイターが、考案した容器と包装を提案しています。

例えばこちらは松ぼっくりの構造から着想を得た作品。松ぼっくりの鱗片は湿度に応じて反りながら開閉します。この特性に注目し、紙にも同様に湿度を与え、一部分を反りあがらせ、“空間”を作りました。会場ではこの形状以外にもさまざまな形のものを展示予定です。
また、「笑い」では、本展のキュレーターを務める梅原真氏が、思わず手に取ってしまう素朴で飾らない、それでいて引き込まれるような容器・包装を全100点選定し紹介。誰もが覚えのある「かわいい」や「おもしろい」といったパッケージの魅力に迫ります。


その他、環境素材としての紙を見つめ直す「紙と循環」のセクションも。紙の製造が環境問題の大きな原因でもあると考える人も多い中、計画伐採や植林など森林を未来につなぐ仕組みや、リサイクル資源としての紙の素晴らしさについて紹介しています。
デジタル時代全盛期における現代において、アナログ的な紙の可能性について、改めて考えさせられるような内容です。
また、期間中は企画・構成を担当した原研哉氏をはじめとするクリエイター陣によるトークセッションも開催。こちらも見逃せません。詳しくはホームページを参照してください。

そして本展は鯖江市・越前市・越前町で開催され、今年10回目を迎える国内最大のオープンファクトリーイベント「RENEW」と同時開催(RENEWについてはこちらの記事を参照ください)。“ものづくり”という大きな部分で親和性を感じる2つのビッグイベントの共演です。
福井で開催される非常に貴重な機会。入場も無料なので、ぜひ訪れてみてくださいね。
TAKEO PAPER SHOW「PACKAGING―機能と笑い」越前・鯖江展
【日程】2024/10/31(木)~11/3(日・祝)
【会場】福井ものづくりキャンパス(福井県越前市瓜生町5-1-1)
【時間】31日13:00〜18:00(最終入場17:30)、1日・2日10:00〜18:00(最終入場17:30)、3日10:00〜16:00(最終入場15:30)
【入場料】無料
【HP】https://www.takeopapershow.com/
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