【気象予報士 二村千津子の風と雲】
2025/06/01
こんにちは。気象予報士の二村千津子です。
風薫る5月が終わりました。個人的な印象ですが、今年の5月は「らしい空気感」の日が少なかった気がします。というのも、気持ちのいい青空が広がった日は、だいたい気温が25℃を超えて、長袖だと汗ばんでしまうような日が多かったんですよね…
もちろん、晴れて気温が21~2℃。空気がカラッとして、新緑の若い緑がキラキラっていう日もあるにはありましたが。
5月20日には、福井市の最高気温は31.8℃まで上がり今年初めての真夏日を観測、翌日はさらに上がって、32.1℃。2日連続の真夏日となりました。
去年は初真夏日が5月5日だったので、極端に早いわけではありませんし、一昨年は5月19日に34.9℃と、あわや猛暑日という日もあったので、記録的、というわけではありませんが、5月13日から10日連続で25℃以上の日が続き、5月のうちにこれだけ続くのは、2000年まで振り返っても1度もありませんでした。
5月からこれだけ暑いと、先が思いやられちゃいますね…
梅雨が来る前に梅雨明けの頃の暑さを体感してしまったわけですが、6月はいよいよ雨のシーズンを迎えます。
今シーズンの梅雨入りは、意外な地域からINしました。

5月16日、全国トップを切って梅雨入りの発表があったのは九州南部でした。平年よりも2週間早い発表でした。北陸地方の私たちからすると、ずいぶん南の地域なので、梅雨入りが早くても違和感はなかったかもしれませんが、実は、沖縄や奄美地方をとばして、九州南部が単独で梅雨入りしたのは、統計史上初めてのことだったんです。
そして、19日(月)に奄美地方で梅雨入り、22日(木)にようやく沖縄地方が梅雨入りしました。沖縄地方は平年より12日遅い発表でした。
北陸地方の梅雨入りの平年は6月11日ごろです。

5月20日に発表された3か月予報によると、6月の前半は、天気は周期変化、後半になると、曇りや雨の日が多くなる見込み。そして7月は平年と同様に曇りや雨の日が多く、8月は平年と同様に晴れの日が多い見込みとなっています。
北陸地方は例年と大きく変わらない時期に雨の季節の到来となりそうです。
降水量は、6月・7月・8月ともにほぼ平年並みの見通しです。
一方で、気温は、平年より高い確率が高くなっています。
7月・8月は1年で最も気温が高くなる時期で、この時期に平年を上回る…ということは、やはり猛暑への覚悟も必要になりそうです。
大雨への備えや暑さ対策などについては、これまでもコラムに綴ってきているので、ぜひ、参考になさってください。
おしまいに、どんよりな梅雨時だからこそおすすめしたいスポットを一つ。
勝山市の平泉寺白山神社です。

苔がきれいなことで知られている平泉寺は、空気がしっとりしている時こそ、趣があります。

ことしは33年に1度の御開帳の年にあたるということで注目され、5月下旬には秘仏の公開があり、わたしもえちぜん鉄道に乗って参拝してきました。

この日は、一般の方も参加した僧兵行列が境内を練り歩きました。ほら貝も響き渡って、厳かな空気でしたよ。
33年に1度の式祭に参拝できたことは、とてもいい記念になりましたが、近いうちに、いつものゆったりとした時間を過ごしに訪れたいな…と思いました。
毎年言っているかもしれませんが、梅雨は大雨の警戒シーズンではありますが、梅雨時の雨は農作物の成長を促す、大切な水資源ですし、この時期ならではの風情もあります。 きちんと危険を知ったうえで、雨のシーズンを過ごしましょう。
※回答の掲載時期は未定です。全てのご質問にお答えできるとは限りませんので、ご了承ください。
二村千津子(ふたむらちづこ)
福井県出身。気象予報士・防災士・気象防災アドバイザー
2017年から7年間NHK福井放送局「ニュースザウルスふくい」で
気象情報を担当。 アメブロ
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2025/07/03

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