【気象予報士 二村千津子の風と雲】

秋は来るのかい?来ないのかい?どっちなんだい?来…|気象予報士 二村千津子の風と雲

2025/09/01

皆さん、お元気ですか?気象予報士の二村千津子です。

この「風と雲」のコラムで、去年の9月も、おととしの9月も、まずは夏の振り返りをしました。「振り返らずにはいられない暑さ」だったからですが、お約束のように、2025年の夏も記録的な暑さになりました。というか、このコラムを書いている8月25日時点でも厳しい残暑が続きまくりです。

福井市の平均気温は6月は23.9℃で過去最高気温に並ぶ記録、

7月は29.6℃で、これまでの1位の記録を大きく上回るぶっちぎりの記録更新。

また、7月1日~31日までずーっと30℃以上でしたし、そのうち19日が35℃以上の猛暑日で、7月としては過去最も多くなりました。

そして、8月は25日までに11回、猛暑日を観測していて、ことしの猛暑日日数は全部で31日を数えています。

過去最も多かったのはおととし2023年の32日、2番目に多かったのは2010年と1942年の25日なので、すでに2番目に多いのは確定しています。そして現時点での週間予報をみると、びっくりするほど暑かった2023年を超える猛暑日日数を観測…ということになるかもしれません。

いったいいつ、秋らしさはやってくるのか。8月19日に発表の3か月予報をみると…

全国的にも、驚きの予報だったので、全国の傾向から。

3か月を通した予報が上図の左上、北海道から九州まで真っ赤。平年より高い確率が60%。

ひと月ごとに見ていくと、9月は、もっとどぎつい色。これは、平年より高い確率が70%。という色合いです。

10月も全国的に高温傾向ですが、特に東日本・西日本は高い確率が60%、北日本は50%です。

11月になると、北日本は高温傾向が続く見込みですが、東日本は平年並みと・平年より高い確率がともに40%となって、西日本はほぼ平年並みという見通しになります。

北陸地方の天候の見通しとあわせてみると、天気は9月・10月は秋らしく周期変化となりそうです。そして11月は平年と同様、曇りや雨の日が多い、とあります。11月はだんだん冬へと向かう時期で、いわゆる「時雨(しぐれ)」のような天気の日が増えてくる、という見通しです。

11月になったら急に季節が進んで、「半袖の洋服をようやくしまい終えたと思ったらもう11月なのか」なんてことになるのかな…

いずれにしても、9月は引きずる残暑との付き合いが続きそうです。なんだか、暑い暑いと言い疲れてしまったので、何か、楽しくなるような、元気になるようなワードを探します(笑)

そうですね…

そうだ!9月はわたしの誕生月です(あれ?元気にならない?笑)無事に56歳を迎えられそうです。
自分が20代、30代のころは、こんなに転々とする生活をするとも、こんなに苦しい生活をするとも想像だにしていませんでしたが、それでも、自分の好きなことを仕事にして、大好きな高校野球も観に行けて、おいしいごはんやお酒をいただくこともできて、毎日一度は大きな声で笑える日々を過ごせているのは、たくさんの方々の支えと応援のおかげです。
何よりも丈夫な体でこの世に生を授けてくれた両親には感謝の気持ちしかありません。父は他界していますが、先日、お盆の時には「おとん、ありがとう」って心の中で伝えました(墓参じゃないんかい)

墓参の代わりに…と言ってはなんですが、8月23日・24日に行われた越前朝倉万灯夜に行ってきました。
たくさんの人のいろんな思いが白いカップにしたためられて、ろうそくに照らされていました。小さなお子さんの字で、「てんごくのおじいちゃんがしあわせにくらしていますように」と書かれたカップがありました。それをみて、わたしも、父はもちろん、お世話になった恩師や急に逝ってしまった友人にちょっと思いを寄せる、思いがけない時間になりました。

ライトアップで浮かび上がった「楽」しむ、という言葉通り、何事も楽しんでいこうと思います!

とは言え…毎日、日々楽しく、元気に!と思っても、何かしら、体に不調が現れるようになりました(56歳にもなると(笑))。特に季節の変わり目は、「だるさ」という、やっかいな症状に悩まされます。

春先から初夏の「寒暖差疲れ」に始まり、「梅雨バテ」「夏バテ」「残暑バテ」と「バテ知らず」で過ごせる時期はほんとにありません。

9月はまさに残暑バテに気を付けたい1か月です。
9月を元気に過ごすために、まず意識したいことは少しずつエアコンの使用時間を短くしていく…ということかなと思います。

もちろん、予想気温をみて、25℃を下回らないような夜は適切にエアコンや扇風機を使用することが大切ですが、25℃を下回り始めたら、朝晩中心にエアコンをオフにして、窓を開けるなどして、冷やしすぎないことを心がけたいところです。

そして、9月は日中は厳しい残暑が続いても、少しずつ朝晩の気温が低くなって、朝と昼間の気温差が大きくなり始める時期です。「残暑バテ」のち「寒暖差疲れ」ということになります。ばてないための基本的な対策はしっかり栄養・しっかり睡眠・ぬるめのお風呂につかる…というような、自律神経を整えることが、何よりも大切になります。

異例の暑さを経験した体は、いつもとは違う疲れがたまっていてもおかしくありません。まずは自分のことを一番にいたわってあげましょうね!

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※回答の掲載時期は未定です。全てのご質問にお答えできるとは限りませんので、ご了承ください。


二村千津子(ふたむらちづこ)
福井県出身。気象予報士・防災士・気象防災アドバイザー 2017年から7年間NHK福井放送局「ニュースザウルスふくい」で気象情報を担当。 アメブロ



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