【川上なな実のYellTalk】
2026/03/01

HIKARI監督作品。
2023年ハリウッドアカデミー賞主演男優賞を受賞したブレンダンフレイザーが主演。
先月の投稿でお伝えした、私出演の映画「レンタルファミリー」が全国上映開始しました!
私の役柄はありがたくおいしい役で、どうしても詳細を話してしまったり、現場の写真を見せてしまうとネタバレになってしまうので控えさせて頂きますが、この作品のキーとなるシーンに出演させて頂いています。
撮影はちょうど2年前の春頃撮影したものなのでやっと皆さんにお伝えすることができて嬉しいです。
テレビでもHIKARI監督やブレンダンの出演があり知っている人もいるかもしれないですね。

今回、出演の経緯としてはHIKARI監督作品の映画「37seconds」にポルノスター役で出演をしたきっかけで監督とは7年のお付き合いになるのですが
それからマイケルマン・HIKARI監督の海外ドラマ「TOKYO VICE」でご一緒させて頂いてからのこの「レンタルファミリー」でした。
数々のありがたく恵まれた環境を経験させて頂いて感謝の気持ちでいっぱいです!

実はここだけの話。
夫との出会いは「TOKYO VICE」がきっかけなんです。 なのでHIKARIさんは愛のキューピット的存在なんです(照笑)
息子くんはその後「VICE Baby」と言われています(笑)
たくさんのご縁が重なって今があるのですが、もう一つのご縁が「レンタルファミリー」でストリッパーのキャスティングに関わらせてもらいました。
そこで今作品で私がピッタリだと思ったのが我らが踊り子”矢沢ようこ姐さん”です!

ようこ姐さんは私が浅草ロック座でストリップデビューの公演の時に一緒に乗らせてもらって、
私は初めてのセンターであり、主演として100公演やり遂げるプレッシャーに押しつぶされていた時にようこ姐さんのステージをお勉強させて頂いて、
ようこ姐さんの魅せてくれる様に衝撃を受け涙が止まらなくなりました。
その時ストリップという概念が淫らなものとかでは一切無くなり、芸術であり儚さや女の強さ生き様を感じて私の人生観へも影響を与えてくれました。
それにようこ姐さんはステージではもちろん同じ楽屋を何日も共にする中で多くを語らず私の事を見守り支えていつも優しさで包み込んでくれるんです。
楽屋では決して強い部分だけではなく弱いところを魅せてくれるんですよ。そこにまたキュンとしてしまうんです。
この公演を良くするためにいつも自分のステージに向き合い続けて悩み続けて全出演踊り子とバックダンサーさんにも毎日寄り添い続ける素晴らしいレジェンド踊り子なのです。
「レンタルファミリー」では別のシーンでの出演にはなりますが全世界に影響をもたらしているこの作品で共演ができたことに私は嬉しく思います。

真理さんはいつも私に嬉しい言葉をプレゼントして下さり、そして対等に向き合って話してくれることが私には刺激となり優しさという包容力を頂いております。
海外でアジア人女性として何事にもカッコよく果敢に突き進む姿勢を見せてくれて、それはHIKARI監督も一緒ですね!
それでも会うたび身近に感じさせてくれる方々の背中を見ていると私のこれからの俳優業人生もいい意味で根拠のない自信が生まれてきます!

そして、最後にブレンダン。
先日、ブレンダンのアシスタントであり産後の不安定な私を支えて続けて息子の第2の母と言っていいほどお世話になっているゆ~のちゃんにお誘い頂いて、ブレンダンと焼肉の会に息子と行ってきました!
ブレンダン大ファンの私として心臓飛び出るくらい緊張したんですが会ってすぐ私の出演シーンについて褒めて下さり。
もう気持ちが溢れ出てしまったのですが、さらに息子と「Booo ~!!!」って車遊びをして遊んでくれたりして、
「俺もフライデーナイトは君と一緒で毎週車遊びしてるよ!」ってブレンダンの冗談で一気に緊張和らいで(笑)
たくさん息子と遊んでくれてブレンダンの優しさに触れて、失礼ながらプライベートなのにその場で俳優としての相談をいくつかさせて頂いたんです。
プレッシャーとの向き合い方や私に足りないもの。
言葉は通じないもののゆ~のや一緒にいてくださったスタッフさんに通訳してもらってありがたい限りで!
ブレンダンは終始私の相談に一緒に考え込んでくれて、私が納得できるようにそして安心できるように話してくれました。
お別れの時にブレンダンは「最後に一つだけ言わせて。勇気を持って!」って私の背中を大きく押してくれました。
大事なところで私がいつも臆してしまう事に向けてくれた言葉なんだと思います。
そして、ブレンダンでも作品に入る時は緊張はするし不安はあると教えてくれて。それでもやらないといけない時は自信があるように装うこともあると教えてくれたんです。
”自分のありのままを認めてフラットでいる様に務め、自分中心ではなく周りとの調和を図り、全力でその瞬間アクティングする”
とても難しいことではあるけどいつか私にも無理なくできる様になると思わせてくれました。
ブレンダンと話して、改めて自分と向き合って気づいたことが、今の私の短所は人を信じる勇気が無くなってしまう不安定さだという事を。
もう傷つきたくないとか失敗するのは恥ずかしいとか社会と関わる事に恐怖があったんだなという事に。
現役の頃はそんな恐怖心に蓋をしてピエロのように振る舞っていたということ。
今、自分のドキュメンタリー映画「裸を脱いだ私」の最終編集段階に入っていて自分ととことん向き合わないといけない状況にあって。
今の自分を昔のように誤魔化し誤魔化ししながら生きていたくないと思ったんです。
だから昔の心の傷に向き合って受け止め、そしてこれからは自分を責めるのではなく”どんな自分をも許す”ことから始めてみようと思いました。
そうすればいつかあらゆることを楽しめる様になるのかなと…
まだまだ私はこれから。
今ある恵まれた環境で前向きに飛び込み続けてコツコツと成長していけると。
自分の話ばかりしてしまいましたが、そんな愛おしくも愛でいっぱいの人たちで作り上げた映画「レンタルファミリー」どうか劇場でご覧いただき、日本が舞台のこの作品はあらゆる角度から描いたこの日本をまた愛していただけるような作品でありますように。
どうかよろしくお願いします。
川上なな実
1990年福井県生まれ。バラエティアイドルグループ恵比寿マスカッツで2022年解散。AV女優業とストリッパーとしても活動。同年現役引退し、俳優業に専念することを発表。主な出演映画やドラマは「下衆の愛」「全裸監督」「東京の恋人」など。
川上なな実オフィシャルサイト Instagram X

日々URALAからのお知らせをLINEで受け取れます!