高校日本新の藤田紗季選手、U20世界陸上へ「メダルを獲って帰りたい」

2026/07/24

女子100メートルハードルで6月に高校日本新記録を樹立した敦賀高校2年の藤田紗季選手が福井県庁を訪れ、石田嵩人知事に快挙を報告しました。

藤田選手は8月5日から9日までアメリカ・オレゴン州で開催されるU20世界陸上に日本代表として出場を予定、「世界のレベルを感じながら、自分らしい走りをしてメダルを獲って帰ってきたい」と抱負を語りました。

藤田選手は6月19日に金沢市で行われた北信越高校総体の女子100メートルハードルの決勝で13秒20(追い風1.8メートル)をマークし、高校日本新記録を樹立しました。

快挙の裏には、わずか1週間前の悔しさがありました。6月12日の日本選手権では、女子100メートルハードル予選3組に出場。優勝を果たした中島ひとみ選手(長谷川体育施設)や、青木益未選手(七十七銀行)ら国内トップ選手と同組でレースに臨み、13秒45(追い風0.1メートル)のタイムで予選敗退。

表敬訪問で藤田選手は当時を振り返り、「日本選手権で日本のトップレベルの選手たちと戦い、自分の弱さを実感して悔しかった。その悔しさがあったので、北信越では『絶対に日本記録を出す』という気持ちで臨みました」と語りました。

また、日本新記録をマークしたレースについて、「この記録を出した時もハードルに体を当ててしまっていた」ことを藤田選手が明かすと、石田知事は「まだまだ伸びしろがありますね」と、さらなる成長と記録更新に期待感をのぞかせました。

日本新記録が表示された瞬間について藤田選手は、「出た時は本当に驚きましたが、電光掲示板の前で写真を撮った時に実感が湧きました」と笑顔をのぞかせました。

同席した敦賀高校の橋本洋監督は、「本人としては自己ベストを更新する感覚で走っていました。その先に日本記録があったという感じです」と当時を振り返りました。また、日本新を樹立した日は走り幅跳びとリレーにも出場していた影響で、「ハードルのウォーミングアップを一度もしないままレースに臨んでいた」ことなど、過密日程の中で生まれた快挙だったことを報告しました。

藤田選手はU20世界選手権に向けて、「初めて世界の舞台で走るので、世界のレベルを感じながら、自分らしい走りをしてメダルを獲って帰ってきたい」と力強く話しました。



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