7競技9種目でV。「国体」改め「国スポ」優勝選手らが杉本知事を表敬訪問。

2024/11/14

10月に開催された「第78回国民スポーツ大会SAGA2024」で優勝を果たした県勢選手らが、11月6日に福井県庁を訪れ、杉本達治県知事を表敬訪問しました。
今大会で県勢選手が優勝を勝ち獲ったのは7競技9種目。うち、ローイング、自転車、陸上、セーリング、ライフル射撃の5競技10選手が大会の報告を行いました。

「ハイペースな展開だったが、焦らず絶対勝つという2人の気持ちで逆転することができた」と話すローイング競技の濱岸希空選手

福井のお家芸とも言われるローイング競技では、少年男子ダブルスカル、少年女子ダブルスカル、少年女子クォドルプルの3種目で優勝を達成。男子ダブルスカルの林蒼空選手(若狭東高校)、山口瑛斗選手(同)、女子ダブルスカルの濱岸希空選手(若狭東高校)、女子クォドルプルの志賀祐月選手(美方高校)、田辺いりあ選手(同)、野瀬彩音選手(同)らはいずれも来年卒業を控える3年生で、林選手は「高校最後の大会で優勝することができたのはとても貴重だった」と話しました。

「県からいただいた自転車との相性がとても良かった」と自転車競技の筧選手。優勝に貢献した自転車は後輩に受け継がれる

また、今回初優勝を飾った自転車競技(男子B ケイリン)の筧庵侍選手(科学技術高校)も、今大会が高校生活最後の出場となりました。知事に対し、「県のサポートもあって、最後の大会に向けてしっかり練習を積むことができ、勝つことができました」と感謝を伝えました。

成年種目では、陸上(成年男子砲丸投げ)の奥村仁志選手、セーリング(成年女子ILCA6級)の富部柚三子選手、ライフル射撃(成年男子50mライフル伏射60発)の織田祐宏選手が危なげない展開で優勝。
去年、僅差で優勝を逃したライフル射撃の織田選手は、「今年は予選の1発目からゾーンに入り、順調な試合展開で決勝へと進むことができました」と振り返りました。
また、試合中に起こったとあるトラブルについても報告。「決勝最終弾の25発目では、ライフルが排莢不良と給弾不良でかみ合ってしまいました。最終弾を打つ時間は30秒しかありません。そうこうしてるうちに時間が5秒、10秒とかかりました。 ところが、不思議とその時は冷静で、なんとかうまく掻き出して、最後は9.7点を出し、それまでの貯金もあって優勝することができました」。

19mを超す記録は、日本人では奥村選手が初。「来年は19mを投げて再度優勝したい」

陸上砲丸投げの奥村選手は、今年8月の「Athlete Night Games in FUKUI 2024」で日本新記録の19.09mを投げ、今大会でも18.78mの大会新記録を樹立。「福井県代表として出るからには、優勝しかないと思って臨んだ。1投目から4投目までは2番~3番をさまよっていたので、しっかり優勝を狙っていかなければと気持ちを持ち直し、それが6投目(大会新記録)につながった」と話しました。

「今後の大きな目標は、21mをマークして世界選手権に出ること。そのために、まずはアジア選手権の出場を決めて自己ベスト、日本新記録を更新したい」と抱負を語ります。

今大会で優勝選手に授与された金メダル。今年に引き続き、来年滋賀県で開催される国スポでもメダルの授与が行われる

今年から「国民体育大会」から「国民スポーツ大会」と名称を改めた本大会。3位以内にメダルが授与されるなどの取り組みも行われました。輝く金メダルを首から下げる優勝選手らに、杉本知事は「皆さんは新しい国スポの第一回目の優勝者。これを誇りに思って頑張ってほしい」と激励の言葉をかけました。



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