【10/4】今年の新喜劇は「コテコテ」がさらにパワーアップ! 間 寛平さんインタビュー。|新喜劇出前ツアー2026 福井公演

2026/09/11

今年も吉本新喜劇が福井に! 10月4日(日)、フェニックスプラザで「寛平GMプロデュース公演 新喜劇出前ツアー2026 福井公演」が開催されます。座長を務める間寛平さんに加え、今年は辻本茂雄さんも出演。二人のアドリブが飛び交う、コテコテの新喜劇が福井の舞台で繰り広げられます。昨年に続き、寛平さんに「出前ツアー」に込めた思いや、共に舞台をつくってきた仲間への思いをお伺いしました。


今年は相手が辻本やから
パワーアップしたコテコテを届けます。

――今ツアーのキャッチコピーは「コテコテのお笑い お届けします」ですが、この言葉に込めた思いを教えてください。
今、新喜劇には、すっちー、藍ちゃん(酒井 藍)、アキ、裕(吉田 裕)の4人の座長がいて、それぞれ個性ある新喜劇を上演していますけど、今回は、一言でいうと昔ながらの新喜劇ですかね。去年の出前ツアーもそうやったでしょ? 子どもにも、お年寄りにも分かりやすかったんじゃないかな。今年は辻本(辻本茂雄)が出るんで、またこれ、コテコテなんですわ。コテコテでやっていきますので、去年よりめちゃめちゃパワーアップしてると思いますよ。

――日本全国北から南まで今一番面白い「コテコテ」な新喜劇とのことですが、「コテコテ」とは?
アドリブやね。去年も裕とアドリブでやり合ったんやけど、今年はもっとやね。相手が辻本やから(笑)。辻本とは本番前に「どうしようか、ああしようか」っていうのは一切しゃべらない。「こう言うていったら、こうくんねんな」っていうのは、もう大体わかりますから。ほんなら辻本も、僕のアドリブに対して、めちゃめちゃ来ますから。だから辻本を怒らすように、怒らすように持っていくんですよ(笑)。


――2023年の福井公演には辻本さんも出演されていました。お二人の掛け合いが終わらず、公演終了が30分延びてしまいました(笑)。
辻本が茂造じいさんやったやつですね。そう、「全然、話進んでへんやん」ってな(笑)。あんな感じですね。二人が絡んだら、ずっとあのままで、もうこっちは笑ってるしかないっていう。今度は辻本、うどん屋の大将なんですけど、また、あのコテコテの絡みを福井でお見せしますんで、お楽しみに。

――寛平さんが「届けたい」と思う、新喜劇らしい笑いとはどんなものですか。
そのことは、ずっと考えてますね。ただ、今の若い子の新喜劇は、僕はできへんもん。今の新喜劇って、なんかガヤガヤしてるでしょ? 「誰が何を喋ってんの? え、何?」とかいうのが、見ててすごいあるんですよ。僕らのは、間とか息とか、タイミングとか、そういうのでやっていくやつやから、全然違いますね。なんで、「コテコテをお届け」なんですよ。


最年長座員のやなぎ兄さんは
若い頃にすっごいお世話になった人。

――福井公演には昨年に続き、最年長座員のやなぎ浩二さんも出演されますね。
やなぎさんは、出前ツアーはもちろん、僕がやる新喜劇には、どうしても出たいって言うてくれていて、体調を整えているみたいです。やなぎさんは若い頃にすっごいお世話になった兄さんで、今84歳なんです。この夏、ちょっと体調を崩したみたいやったんで、「無理せんように、無理せんように」って言ってます。

――84歳で現役を続ける先輩が目の前にいることは、寛平さん自身にとっても刺激になりますか。
いや、僕はもうそこまでは…なあ(笑)。僕も77歳なんですけど、ちょっと考えるんですよ。80歳まであと3年切ったけど、新喜劇もあと3年で70周年なんです。ほんで僕は、新喜劇に入って60周年。ほんで年齢が80歳。60、70、80なんですよ。これ、ちょっときついなって。だから、あまり迷惑かけたらあかんし、僕もやっぱり任されてる以上は頑張っていかなあかんと思って、毎日のように10キロ走ってるんですよ。夏も炎天下の中を走ってたんですけど、80になってみんと、どうなるかわからんからね。



――お気持ちとしては、いつ頃まで続けたいと思っていますか。
82ぐらいが引退かな、と思って(笑)。だから、あと4年か5年かな。その間になんか、ドーンと売れるようなスターを作ってやらなあかんなと思ってやってるんです。

――やなぎ浩二さんとは、お二人が若い頃から長く一緒に舞台に立ってこられましたが、寛平さんにとって、やなぎさんはどんな存在ですか。
新喜劇に入ったばっかりの頃なんて、食べられへんやん。給料安いし。やなぎさんには出前おごってもらったり、舞台が終わってから飲みに連れて行ってもらったり、ほんまにようしてもらいました。あとね、昔の劇場では、新喜劇の前にまず色もんさん、漫才とかがあるんですよ。その途中に「ポケットミュージカルス」いうのがあって、歌とコントを40~50分ぐらいやる。それが終わったら、また漫才があって、最後に新喜劇なんです。そのポケットミュージカルスを中堅として任されてたのがやなぎさんで、僕らみたいな若い子を連れてコメディをやってたんです。新喜劇では、若手にはほとんどセリフがないんですよ。「おっちゃん、なんぼ?」って聞いて、ひと言ふた言しゃべって終わり。そんな感じですわ。でも、ポケットミュージカルスではやなぎさんが全く怒らへんから、僕らにむちゃくちゃやらせてくれたんです。台本には「チンピラが出てきて去る」ぐらいしか書いてないのに、勝手にコケたり、雪駄を客席まで飛ばしたり(笑)。


そんなんをやってたら、だんだん「あいつ、なんやねん」って人気が出てきてね。それまで新喜劇では「舞台が汚れるから、あいつ出すな」って言われてたんですよ(笑)。でも、社長がポケットミュージカルスを見に来て「寛平を売り出せ」ってなった。僕が好きなことをやらせてもらって、それが世に出るきっかけになった。そうしてくれたんが、やなぎさんなんです。だから、すごい恩を感じてます。だから、マンデ兄さん、マンデ兄さん言うねんけど(笑)。「サンデー・マンデー」いう漫才をやってたんですよ、あの人。ほんで、漫才を辞めて新喜劇に入ってきた。そういう付き合いがずっと長くあって、すごくお世話になったんです。だから今は、僕ができるだけのことはしてあげようと思って。

――芸人から新喜劇の座員になった方でいうと、辻本さんもそうですよね。
辻本はね、漫才やってたけどコンビを解散して、新喜劇に入ったんです。でも、仕事があんまりない時期があってね。その時に僕の座長公演があって、急遽、辻本が入ることになったんです。僕は「好きにやったらええから」って言うたんですよ。ほんなら、あいつがそこで、ずっと自分で考えてたツッコミとか、芝居を回すことをどんどんやり出してね。「あ、こいつ、こんなことできるんや」って思ったんです。それから僕も、いろんなところで「辻本のツッコミ、おもろいで」って言うて。それで新喜劇でも、ツッコんだり芝居を回したりする役をやるようになって、どんどんできるようになった。だから辻本が、「寛平さんのおかげで今がある」って言うてくれるんですわ。辻本のツッコミは、ほんまにしっかりしてますよね。いろんな角度から来る。だから楽なんです。相性がいい。


新喜劇のファンがいてくれるから
出前ツアーができるんです。

――全国をまわるツアーでは、各地でたくさんのお客さんと直接触れ合う機会もあります。寛平さんにとって、お客さんの存在はどんなものですか?
三波春夫さんの「お客様は神様です」って、ほんまにそう思いますもん。お客さんが来てくれて、お客さんが見てくれて、僕らは喜んでやっていけるわけじゃないですか。せやから、ほんまにお客さんを大事にせなあかんっていうのは、ずっと思ってます。辻本も、お客さんをめちゃめちゃ大事にする。あれは偉いなと思う。例えば外でファンの人に会って、「ファンやから来ました」って言われたら、いつもちゃんと頭下げて「ありがとうございます」って言うんです。


あと、バスに乗って帰る時でも、見送りに来るファンがいっぱいおるじゃないですか。ほな、うちの嫁は全部窓開けて、「あんた! 挨拶しなさい!」言うて(笑)。それは何でかって言ったら、自分が芸人さんとか歌手とかを見に行った時に、サインをお願いして「忙しいねん」ってあしらわれたら、子どもって一生忘れへんやろ?って。「あんた、カップラーメン作るの何分? 3分やろ。サイン書くのに何分かかるねん。3分もかからへんやろ」って言われて(笑)。だから僕はもう、ずっと何十年もやってます。そういう姿を見てるから、辻本も偉いなと思う。丁寧に頭下げてる。もっと冷たい態度取ったら、僕、怒るもん。

――出前ツアーは、新喜劇だけでなく漫才も楽しめるのが魅力です。「なんばグランド花月」のライブ感そのものを、各地に出前してくれるのが、うれしいです。
色もんさん(漫才、コントなど)にも、僕は頭下げに行きます。「ありがとうな」って。やっぱり千鳥や笑い飯、ベテランも、テレビでよう出てるし、その人たちに助けてもらってお客さんが入るから。新喜劇だけやったら「誰?」ってなるかもしれない若手もおる。助けてもらわなあかん。一つの「出前ツアー」にしてるんです。


――若手座員のみなさんにとっても、全国を回ることは大きな経験になりますね。
そう。それを見せてるんです。「背中を見ろ」と。「これぐらい暴れなあかん」「これぐらいやらなあかんねん」っていうのを。福井やとステージもデカいし、どう体を動かすかとかも勉強になる。

――最後に、福井公演を楽しみにしているみなさんへメッセージをお願いします。
クセになってほしいなと思いますね。子どもからおじいちゃんおばあちゃんまで、わかりやすい新喜劇を作ってるから。僕一人じゃない、全員で笑いを作ります。大衆の新喜劇やからね。お楽しみに!




【出演】
間寛平、辻本茂雄、やなぎ浩二、中條健一、たかおみゆき、瀧見信行、タックルながい。、平山昌雄、新名徹郎、いがわゆり蚊、前田まみ、レイチェル、入澤弘喜、新井崇史、小林ゆう、野崎塁
【ネタ出演】
村上ショージ、次長課長、笑い飯、コロコロチキチキペッパーズ、バッテリィズ



寛平GMプロデュース公演
新喜劇出前ツアー2026 福井公演
【日程】2026/10/4(日)
【時間】①開場10:30/開演11:30、②開場15:00/開演16:00
【会場】フェニックスプラザ エルピス大ホール
【料金】前売券/一般6500円、小学生以下4000円、当日券/一般6800円、小学生以下4300円 ※4歳以下のお子様は膝上無料、お席が必要な場合および5歳以上有料
【プレイガイド】FANYチケットローソンチケットチケットぴあイープラス ※この他、フェニックスプラザ、アル・プラザベル、アル・プラザアミ、アル・プラザ武生でも発売中
【問い合わせ】福井テレビコンテンツ事業部(0776-21-2235)※平日9:30~17:30



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