【シーズン到来! 食べよう! 学ぼう! 越前がに】

食べるだけじゃない! 『越前がにミュージアム』で学ぶ、冬の味覚の新たな一面。

2019/12/17

いよいよ本格シーズンを迎えた「越前がに」。“福井の冬の味覚”という印象が強いですが、越前がにがどのように生まれ育ち、どのようにして食卓に届くのかを考える機会はあまりないのでは?
越前がにの水揚げ港の一つ・越前町にある『越前がにミュージアム』は、カニの生態や漁の文化に関することなど、 “食べる”とは違った視点で学ぶことができます。毎年カニの時期には県内外から“カニのことを勉強してから食べたい”という人が訪れるそう。過去にはTVのロケで有名芸能人も来たみたいですよ! ミュージアムスタッフの山口さんのガイドのもと、越前がにのアレコレを学んできました。

ミュージアム入り口では大きな越前がにがお出迎え。
もちろん黄色のGIタグ付きです

ミュージアムは3階建て。まずはエレベーターで3階まで上り、3階→2階→1階の順に進みます。建物を海に見立てていて、3階は地上、2階は水深50~100m、1階は越前がにが生息する水深300mのゾーンを表現。地上から越前がにの住む深海へ下りながら見学できるような造りです。エレベーターから降りたら、“越前がにワールド”の始まりです!

3階には、越前がにとその仲間たちの生態、さらに、「ヤマガン」(※最終脱皮が終わっていないオスのズワニガニ)といった地元ならではの呼び方や漁の決まりが書かれたパネルなどが展示されています。福井でファンの多い「水ガニ」(※脱皮直後のカニのこと)はお隣の石川県や京都府では漁獲禁止だそうです。ちなみに、水分が多く、食べるときに「ズボッ」いう音がでることから「ズボガニ」という名前でも親しまれています。

2階に来てまず目に入るのが、吹き抜けの大きなジオラマ! 地上から、越前がにの住む深海を再現しています。

漁村の風景はカニ漁が最も栄えていた昭和30~40年頃のもの。
場内にはその頃に浜で歌われていた唄が響きます

2階から見えるのは、地上から、太陽の光が届く水深50m、そして水深100mほどの暗い場所。越前がにはそれよりももっと深いところにいます。

この階には、カニ漁の歴史や現在の取り組みについて学べる「かに漁今昔」のコーナーがあります。そこでひと際目立っていたのが漁船を引き上げるための「轆轤(ろくろ)」。今はモーターを使いますが、以前は小さな子どもからおじいちゃん・おばあちゃんまで、家族みんなで轆轤を回し、漁を助けていました。江戸時代から、昭和40年代頃まで使われていたそうです。意外と最近まで使われていたんですね。

山口さんと一緒に回してみました

現在、カニを守るためにさまざまな漁業規制が設けられています。例えば、甲羅幅が9cm未満のオスのカニや卵を持っていないメスのカニは未熟であるため、獲ってはいけないと決められています。また、カニ漁の禁止区域を示すブロックが海底に置かれたり、網にかかった小さなカニが逃げられるような仕掛けがされていたりと、さまざまな工夫がされているそうです。

カニを守る取り組みがクイズ形式で学べます。
クイズの正解は実際に足を運んで確かめてみて!


次ページ→いよいよ越前がにの住む深海へ!



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#エンタメ#丹南#特集

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