2020/02/02
“絵本”と聞くとどんなイメージがありますか? 小さい頃、家族や先生に読んでもらってうれしかった、ページをめくるだけでワクワクした、そんな思い出がある人も多いのかもしれません。以前は“絵本は子どものための本”というイメージを持つ人の方が多かったかもしれませんが、最近では絵本にハマる大人が増えているんですよ。その魅力を探るべく、あわら市のとあるお店を訪ねました。

昨年9月にオープンした『そばと絵本Cafeぶらっと』。“絵本を通じて誰かの役に立つことがしたい”という思いをもった絵本セラピスト®の青木直美さんと、30年以上のそば打ち経験のある夫の浩一さんが営むお店です。


元々あわら市役所で勤務していた直美さんは福祉や教育に携わった経験から、不登校や発達障害などでつらい思いをしている子どもたちを手助けすることはできないかと、52歳で市役所を早期退職。東京未来大学子ども心理学部の通信課程で子どもを対象とした心理学を学びました。
同じ頃、市役所時代にいわゆる“社会的弱者”と呼ばれる大人たちと出会ったことを思い出し、「今まで読み聞かせボランティアで子どもたちに読み聞かせをすることはあったけれど、大人にこそ絵本に癒される経験が必要なのでは?」と思ったそう。
「絵本 大人」でインターネット検索したところ「絵本セラピスト協会」があることを知り、研修を受けて絵本セラピストに認定されました。そして昨年、自宅を改装し、浩一さんの打つそばを提供する絵本カフェをオープンしました。


オープン当初は“新しくおそば屋さんができたらしい”と噂を聞きつけた大人たちが集まってきましたが、そのうち「子どもも連れてきていい?」と聞かれるようになり、現在では大人だけでなく、そのお子さんやお孫さんたちも来てくれるようになりました。また、ボランティアで読み聞かせをしている人たちが「図書館だと貸し出し中の人気の絵本がここに来るとあるからうれしい」と足を運んだり、絵本セラピーに興味がある人が直美さんにお話を聞こうと訪ねてきたりするそうです。
