【炎上エンジョイ!】

大麻合法化しようぜ発言の真意 vol.2

2019/06/22

しかもその尋問の夜に、僕の知り合いに闇金ウシジマくんという有名な漫画の作者の真鍋さんという人がいて、その人のパーティに誘われていた。だから尋問の時間を早めに終わらせてほしいと会社には伝えていた。これがまた大きな誤解の始まり、、ウシジマくんは闇社会を描いた漫画、だからパーティには闇社会の人たちがたくさん来るかもしれない。そう思った吉本はおれが、そこに大麻を手に入れるコネクションを作りにいくんじゃないか、と警戒し、監視役で社員をパーティに一人つけてきた。しかも、こともあろうか、おれは社員に、一応、尿検査をしてくれとまで言われた。もちろん断った。なぜ断ったか、おれは一度、性病でひっかかったことがある。尿検査で大麻は、でずとも性病がひっかかったらめちゃくちゃ恥ずかしい。冷静に考えたら、検査する場所も違うのでバレることはないが、その時はそれどころではなく、咄嗟に、性病がバレたらどうしようと言う理由でやんわり尿検査を断った、しかし断ったことでおれの大麻疑惑は余計に疑われた。

ここで、なぜそんな「大麻合法化しようぜ」発言をしたのか、をちゃんと答えておこう。大麻やってるわけでもないし興味もそこまでない。ちゃんと答えておきたい。理由は日本社会を可視化し、不寛容な日本を体験したかった。日本社会が大麻合法化したほうがいい発言にこんなにヒステリックになることに興味がある。言論の自由のなさに興味がある。世界を見渡せば合法化している国も多い。しかし日本人は知らないものが怖く、変化に臆病だ、今のままでいい、と、思う人が多い。多くの大人はアメリカの銃社会に意見がない、日本の大麻問題に意見がない、口を揃えていうのは「法律でいいからいい」「法律でダメだからダメ」そこになぜ、ダメなのかを説明できない。法律は世の中の人々の声に、常に変化する。決まったものに従うのは正しい、みんなが破ったら法治国家ではなくなる。だからといって議論する余地もないぐらいヒステリックを起こすのは違う。憲法改正も、当時はヒステリックになる人が多かった。いまはそこから冷静に、学び、考えられる人が多くなった。俺は議論を起こしたい。そして、日本の空気をスケッチしたい。「そんなことわざわざ行動に起こさなくてもだいたいわかるだろう」と思う人がいるかもしれない。僕は言葉の絵描きだ、言葉とお笑いを使って社会をスケッチする、誰かが撮影した写真の中の山を見て山を描くのはその人の目線の山だ。実際に山に行って心が震えて始めて筆が進む。実際に劇場にクレームがきて、会社からの尋問まで起こり、この不寛容な空気を肌で体験した、僕は今回のことでこの話を素晴らしいコメディにできると思う。この僕の話で、こいつ何言ってんだ?理解できないって人は、より、僕の大麻の疑いが強まったことだろう。笑   しかしそれもおれは全て「まんま、と」と高笑いしている。
(おわり)

村本大輔(むらもとだいすけ)
おおい町出身。2008年位結成したお笑いコンビ「ウーマンラッシュアワー」のボケ担当。賛否両論のコラム「炎上エンジョイ」は、日々URALAにて継続することが決定! ツイッター

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