2020/10/08
10月4日(日)より、金沢の「中村記念美術館」において、当館の所蔵品に新たに仲間入りした茶道具類を展示する展覧会『茶道具ニューフェイス ~新しい茶碗が仲間入り~』が開催された。
金沢の市街にありながら森の緑に囲まれ、辰巳用水の水の音が響き、まるで別天地ような、茶道具と工芸の美術館。当館のコレクションは、金沢で酒造業を営んだ故・中村栄俊氏が収集し、(財)中村記念館に引き継がれた茶道具コレクションが主であり所蔵品する美術品は実に多彩で、現在は1200点を超える。
そして、このたび新たに加わったのは、加賀藩に伝来した「白天目茶碗」をはじめ、掛け軸、花入、水指など18点。近代の九谷焼や京焼などの陶磁器が半数を占め、焼き物の茶道具がさらに充実した。 ニューフェイスのお披露目に合せて、当館所蔵の茶道具も展示される。
10月25日にオープンの国立工芸館の金沢移転を記念して、館を代表する茶道具と、金沢ゆかりの人間国宝が手がけた工芸作品を併せて展示。「茶道具と工芸」の世界に浸っていただきたい。
また、10/31~11/8には、金沢市指定保存建築物である旧・中村邸が一般公開される。昭和3(1928)年、酒造業を生業としていた中村家の住宅として建築。昭和初期の意匠を有する貴重な建物を、この機会にご鑑賞ください。
茶道具ニューフェイス ~新しい茶碗が仲間入り~
【会場】石川県金沢市本多町3-2-29
【期間】10/4(日)~12/13(日)
【時間】9:30~17:00(受付は16:00まで)
【休館】※展示替期間
【料金】一般 310円 / 団体 260円(20名以上) / 65歳以上 210円 / 高校生以下 無料
【電話】 076-221-0751
【HP】あり
【SNS】 Instagram Twitter
旧中村邸 秋の一般公開
【期間】10/31(土)~11/8(日)
【時間】10:00~16:00(入場は15:30まで)
【料金】無料
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