【福井ラーメン探検隊】
2021/02/12
今回我々が訪れたのは『福井工業大学』近くにある『豚骨醤油 横浜家系らーめん 英(ひで)』。いただくのは店名にもある通り、豚骨ベースの醤油スープに、ほうれん草、チャーシュー、海苔などをトッピングした、いわゆる“横浜家系ラーメン”だ。
そして、家系ラーメンの名店のひとつ、東京・名古屋の『侍』で10年以上修業した店主が作る「らーめん」は、そのスタイルを崩さず、ド直球を貫いたオーソドックスなスタイル! はたしてその味やいかに。
豚骨と鶏ガラでとったスープは早朝から15時間、骨が溶けるまで炊き出し、まさに骨の髄まで旨みを逃さず抽出している。かといって、とんこつ特有のケモノ臭が漂うわけでなく香りがいい。
家系のラーメン店では、味の濃さ、油の量、麺の固さを注文時に選ぶのだが、味が弱そう……と思うときは“濃いめ・油多め”を選ぶ方も少なくないはず。しかし、この「らーめん」は“普通”でも充分にパンチの利いた味わいとなっているのだ。だから濃厚でコクも深い。
「家系ラーメンの証・酒井製麺の太麺」
麺はあの『酒井製麺』の太麺。家系ラーメンの元祖『吉村家』もご用達で「家系ラーメン=酒井製麺」と称されるほど。正式な認定をもらえないと扱えないとか。モチモチとした太麺がスープによく絡み、このコシのある麺こそが正統派の味!
「家系の具と言えば、ほうれん草でしょ!」
さらに、スープにヒタヒタ浸かり、味が染み込んだほうれん草、海苔を麺とすすれば旨さがアップするのだ! そして、これらは極上のオカズにもなる。スープを吸ったほうれん草、海苔をお供にライスをかき込むもよし。
しかし、家系ラーメンにはなぜ “ほうれん草”が入るのだろうか。それは、手軽に栄養豊富な野菜が摂れる、さらに見た目が鮮やかで濃厚なスープとの相性が良いということでのせられたとか(※諸説あります)。さっぱりとしたほうれん草はまさに“砂漠の中のオアシス”。 お口直しの役割も担っているのだ。
そして、プラス150円で「ほうれん草増し」にする客も多いほど大人気。まるでポパイのように“ほうれん草パワーで旨さ100倍”にアップ! ぜひこちらも試してほしい。
今回いただいたのは、ド直球を貫いた“横浜家系ラーメンのストロングスタイル”。長年、家系に心血を注いだ店主渾身の一杯は、まさに豚骨の極みだった。 なお、さらなる旨さを求めるなら「全部のせ」プラス200円。それはまるでドカンとそびえる山のようだ。高い頂を登れ!
探検隊レポート
スープの濃さ:こってり
麺の種類 :太麺
ボリューム :普通
豚骨醤油 横浜家系らーめん 英
【住所】福井県福井市光陽2-5-5
【電話】0776-43-6804
【時間】11:00~15:00、18:00~22:00(売切れ次第終了)
【休日】月曜
【席】20席
【駐車場】15台
【SNS】Facebook Instagram
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