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【ハナ金 夜ふかし倶楽部】
2021/03/19
米国で2020年1~6月期のレコードの売上高が、1980年代以降で初めてCDを上回りました。音楽配信の普及によりCDの販売自体が低迷し、さらに新型コロナの影響で巣ごもり需要が伸びて、家でじっくりレコードを楽しむ人が増えたというのも要因のひとつ。というワケで、再びムーブメントが加熱するレコードからおすすめの名盤を『フラミンゴレコーズ』様より紹介していただきました。今、聴くべしロックなギターサウンドをレコードで!
ワイアード / ジェフ・ベック
言わずもがな、エリック・クラプトン、ジミー・ペイジと並び“世界3大ギタリスト”とうたわれるジェフ・ベックが1976年に発売したインストゥルメンタルの名盤「ワイアード」。スピード感あふれるエッジの効いたギターの音がシビレます。チョーキングやボリュームペダルなど、あらゆるギター奏法を駆使する高度な演奏は、決して真似できないと言われるほど。
すべての楽曲ではないですが、ヤン・ハマーの奏でるシンセサイザーの絡みが多く、その強烈なサウンドはまるでギターみたいで、ジェフ・ベックとのツイン・リードを聴いているかのよう。先鋭的にクロスオーバーするギター演奏も必聴です!
ブループリント / ロリー・ギャラガー
1995年に47歳の若さで亡くなりましたが、ジミ・ヘンドリックスやエリック・クラプトンなど、多くのギタリストに称賛されるアイルランドが生んだ天才ブルース・ギタリスト。
熱気を感じさせる荒削りなバリバリのギタープレイを奏でていましたが、1973年にリリースされた3枚目のアルバム「ブループリント」からキーボードが加わって、よりワビサビを感じる躍動感あふれる楽曲に。バンバン鍵盤の音色が響いてトリオ編成の時代とはガラッと曲調を変化をさせつつも、オールドロックなギターや切なさを感じるアコギのプレイは健在です。
オール・アメリカン・ボーイ / リック・デリンジャー
1973年にリリースされたリック・デリンジャーのデビューアルバム「オール・アメリカン・ボーイ」。ブロンドの長髪を振り乱して、ギターを掻き鳴らす甘いマスクのデリンジャーは、まさにアイドル的な雰囲気で、当時絶大な人気を誇りました。
少し華奢でテレビ映りも良く、なにかと容姿が注目されましたが、実はゴリゴリのギタリストで、あのヴァン・ヘイレンより先にライトハンド奏法をやっていたとか。
しかし、ギター一色に染めずキーボードやストリングスの音を重ね、ラテン、バラード、ハードロックまで、緩急をつけたアルバム編成になっており、70年代前半のアメリカンロックを楽しめる一枚に。
【本日のハナ金コンシェルジュ】
フラミンゴレコーズ オーナー 中野英彦さん
東京のレコード店で働いて以来、84年から福井でお店を経営。SP盤からLP盤など、約10万枚扱うアナログレコードの殿堂。お宝な一枚が見つかるかも!
フラミンゴレコーズ
【住所】福井県福井市羽水2-132 2F
【電話】 0776-33-6050
【時間】12:00~18:00
【休日】木曜
【駐車場】20台
【HP】あり
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