【長坂真護のMAGO NOTE】
2021/04/14
18年前、僕が18歳の頃、青山の骨董通りの町並みを見て、当時福井の田舎から来た自分は、「なんて俺には似ても似つかない、しゃれた街だなぁ」と縁遠く感じたのを今でも覚えています。
それから18年後の36歳、『MAGO GALLERY AOYAMA』が骨董通りのメイン通りにオープンしたのでした。きっかけは、去年9月のICCというベンチャー起業のピッチコンテストでグランプリを取ったときのこと。審査員の一人がリユース界業界1位の会社『コメ兵』の役員だったのです。僕のスピーチを聞いた直後、「僕はあなたの力になれるかもしれない」と話しかけてくれました。それから役員会での稟議承認を通り、たった半年で、『MAGO GALLERY AOYAMA』が骨董通りの一等地に姿を表したのです。
なぜ彼らが異業種のアート界の私たちにオファーをくれたのか?それは僕のアートがサスティナビリティにあふれていたからです。上場を果たしているリユース業の『コメ兵』も立派なサスティナブル業者です。新しいプロダクトを作って利益を得るのではなく、タンスにしまっているものや、一度価値のなくなったものをリプロダクトし利益を作る。創業70年からすでに当時ではその言葉もありませんでしたが、サスティナブルな思想が会社理念に存在していたのです。
今までさまざまな新規事業が提案され稟議されましたが通ったことはなかったそうです。なぜ新規事業のギャラリー経営が通ったのか。『コメ兵』役員の藤原さんは「もしMAGOさんが純粋にサスティナブルなアーティストでなかったら稟議は通っていません。やはり地球を想い、大量生産主義に疑問を抱き、サスティナブルの思想でアートを作っていったからです。弊社はMAGOさん以外のアート事業を広げる予定はありません」。
今回リノベーションで使われた建築資材の90%以上がサスティナブルな建材を使用したことも注目すべき点です。1階の買取店でタンスに眠っていたブランドものを現金化し、2階でサステナブルアートを買ってくれる、超好循環のサスティナブルルーティンが起こることも祈って、2月26日堂々オープンしました。コロナが落ち着き、旅行が自由にできる頃、ぜひ東京にお寄りの際は遊びに来ていただきたいです。
MAGO GALLERY OSAKA
大阪府大阪市中央区今橋1-1-3
IMABASHI GATE PLACE 1F
MAGO GALLERY SHIGA
滋賀県守山市吉身2-5-9
MAGO GALLERY FUKUI
福井県福井市中央1-13-4
MAGO GALLERY GINZA
東京都中央区銀座7-4-6 ACN銀座7丁目ビルディング5F
MAGO GALLERY KURASHIKI
岡山県倉敷市阿知3-21-19 倉敷ロイヤルアートホテル B1F
https://www.magogallery.online/gallery
美術家 長坂真護
MAGO CREATION(株)代表取締役兼美術家 /MAGO Art & Study Institute Founder。サスティナブルを合言葉に、ガーナのスラム街に先進国が不法投棄した電子廃棄物を再利用し、美術品を制作販売。その利益をスラム街での新規雇用や完全無料の学校運営に。
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