【福井ラーメン探検隊】
2021/03/26
今回我々が訪れたのは、敦賀市・国道27号線の岡山1丁目交差点を少し南下したところにある『めん魚房 松月』。店内の生け簀には魚が泳ぐコチラでは、新鮮な魚介や麺料理を楽しめるのだ。
そんな同店で現在、もっぱら評判を呼んでいるメニューがあるという。それが、今回調査をする「鯛出汁ラーメン」だ。昨年11月から登場したにもかかわらず、すでにメニューのトップを争うほど人気だという。元々裏メニューとして常連さんに提供していたが、あまりの評判でレギュラー化したとか。その味やいかに……。
「コク深いアラダシなのに、魚臭さはなし!」
敦賀の漁港で水揚げされた真鯛のアラから取ったダシが、ちぢれ麺とマッチ! アラダシならではの濃厚な旨みとコク深さをスープに感じるが、実にあっさりしていて飲みやすい。
気を付けて食べないと、麺を味わう前に思わず飲み干してしまいそうだ……。
「ボーっと生きてんじゃねーよ」。
麺は敦賀のラーメン店ご用達『小川製麺』のものを使用。スープと絡みやすい低加水で、真鯛の旨みをたっぷり吸った麺はツルンとしてのどごしが抜群! チャーシューはとろとろで、肉汁がじんわり溶け出す濃厚な味わい。
だが、アラダシと言えば、魚特有の臭みを感じるものも多いがこれにはまったくなくて、あるのは真鯛の旨みだけ。それが、この「鯛出汁ラーメン」にハマる理由のひとつでもある。
しかもこのダシは真鯛のアラ以外に、タマネギ、ネギ、ショウガという、4つの素材のみでコク深い味わいを醸し出しているから驚く。
「アラは1~2時間でダシがすぐに出る」と店主は言うが、短い時間でも臭みを取るためには丁寧な下処理が必要だ。シンプルなだけに素材の持ち味を最大限に生かした、手間暇を惜しまないスープ作りに店主のこだわりが感じられた一杯だった。
「神出鬼没のキッチンカーを逃すな!」
そして、この「鯛出汁ラーメン」、実は店舗以外でも味わえるという。それは、ときどき走らせているキッチンカー「アウトドアーズ号」での営業日だ。現われる場所は『氣比神宮』や『敦賀駅交流施設 オルパーク』など。4月頃には福井市内でもキッチンカーで出店するという情報も手に入れた。なお、いつどこに現われるかという情報はYouTube公式チャンネルやTwitterにて配信されるので、逐一確認すべし。
この黄色い車を見かけたら逃すな!
探検隊レポート
スープの濃さ:あっさり
麺の種類 :ちぢれ麺
ボリューム :普通
めん魚房 松月
【住所】福井県敦賀市岡山2
【電話】0770-23-0296
【時間】11:00~21:00(20:30LO)
【休日】月曜、月に一度不定休あり
【席】23席(最大50人対応の宴会場あり)
【駐車場】35台
【HP】あり
【SNS】Twitter
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