【暮らしを豊かにする私の巣づくり。】
2021/05/21
洗濯、食器洗い、掃除など、生活する上でかかせないものの1つに“洗剤”があげられますが、環境問題に注目が集まる昨今、毎日使うものだからこそ、環境にやさしいものを選びたいですよね。
木を燃やした際にできる灰と水のみから作られる、環境にやさしい天然由来の洗剤「アクアキレイ」。昔の生活を紐解くと、日常で出た灰を灰汁(あく)にして食器洗いや洗濯などに使っていたそうで、現在でも、鹿児島には「あくまき」と呼ばれる灰汁を使った郷土料理が存在するほど。
「アクアキレイ」はこのような昔からの知恵も活かして作られました。一般の食器用洗剤などに含まれる界面活性剤や漂白剤、香料などを一切使用していないので、環境にやさしく、肌や匂いに敏感な方にもおススメです。
この無添加洗浄剤「アクアキレイ」は福井県福井市の自然豊かな地域、旧美山町芦見地区の炭焼き小屋『芦炭窯』で作られています。生産を手掛けるのは炭焼きを通して街と里山をつなぐ役割を目指す「一般社団法人 限界集落A43」の方々。代表は炭焼き人でもある藤井さんが務めます。
かつてこの辺りの地域では、地元の方が自らの山に炭焼き小屋を設け、毎日のように炭を焼いていたそうですが、後継者不足などもあり、その文化は薄れていきました。そうした炭焼きの文化を取り戻そうと約5年前、同団体によって建てられたのが『芦炭窯』です。
芦見地区で伐採されたナラ材を1週間かけてじっくり焼き上げ、さらに1週間かけ冷まして作る炭は火持ちがよく、煙が少ないのが特徴。そしてこの炭を作る過程で生まれるのが「アクアキレイ」の原料となる灰です。
「炭作りは本当に無駄になるものがない」と藤井さんが語るように、灰のほか、炭にはできない曲がった木は薪材に、燃やす際に副産物として生じる木酢液は防虫剤などにも利用されています。
また、「アクアキレイ」を作る工程も驚くほどシンプル。灰と水をあわせ、沸騰するまで2時間ほど火にかけます。その後はゆっくりと漉し、水で希釈したのち数日間おけば完成。もちろん、水は美山の山水を、火にかける際の薪も美山の間伐材を使用しています。
昔の暮らしからヒントを得て、循環型の“炭づくり”から生まれた自然由来の洗剤。衣類の洗濯や食器洗いの他、キッチンまわりやリビング等のふき掃除など、暮らしのさまざまなシーンで活躍してくれます。油汚れには直接スプレーして置いておくと、徐々に汚れが浮き上がり、あとはすすぐだけでOK。
衣類の場合は洗濯物の量にあわせてつけ置きすると効果的。泡がたたないので、すすぐ際も少量の水で大丈夫。この点も環境にとってすごくやさしく、使っていても心地よいです。
また、炭焼きやアクアキレイの製造をはじめとする「限界集落A43」の活動をまとめた映像も「美しい山林を守りつつ、新しい芦見地区づくりにチャレンジしている」として、「SDGsクリエイティブアワード ローカルアクション部門大賞」を受賞しています。この活動自体がまさにサスティナブルな取り組みですよね。
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芦炭窯/アクアキレイ
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