【長坂真護のMAGO NOTE】
2021/06/13

東京・新宿。18歳の頃初めて住んだ場所。東京・新宿。初めて接客業を学んだ場所。東京・新宿。2009年、当時経営していた会社が倒産し、路上の絵描きになった場所。東京・新宿。2016年9月、ファッションビル『FLAGS』 の大型スクリーンで僕が描き、巨大な福井の恐竜の広告が放送された場所。
2021年4月14日。僕は東京・新宿、伊勢丹で初の個展、いや初の大展覧会を実地しました。18歳の頃、伊勢丹や都庁など新宿にある大きな建物をクビが曲がるくらい見上げながら歩いていたことを今でも忘れません。大都会東京の新宿で自分は何を成せるか苦悶し、貧困だった長い時代を経て、アメリカ、フランス、ガーナにたどり着き、巨大な資本主義の大きな闇に立ち向かおうとして、こんな無一文な貧乏な画家に何ができるか? と恐怖を覚えた日を今でも忘れません。
2018年3月20日、あの日のことは忘れることはありません。銀座で行なわれた『アートは人を救うためにある、ガーナのスラムを訪れて』。たった1日の個展、そこに飾られたガーナ作品が1500万円で売買され、それから立て続けに絵が売れ、現在7店舗の『MAGO GALLERY』の展開、それに加え、新宿での大展覧会。「Still A Black Star/天命回帰」ガーナのスラム街に投影された資本主義の紛れもない真実。そこから一人、生きる意味ここに有りと、「天命」を感じ、スラムにあるゴミを使って絵を描き続けました。
それから3年、僕は上京し、当時路上の絵描きだった新宿に「回帰」し、「ゴミから生まれたアート」が伊勢丹新宿店の6階のスペースに200点展示されたのです。その半分弱が完売し、近年の伊勢丹新宿店で開催されるアート展覧会では最高の売り上げを達成。感謝の気持ちで一杯です。それと同時にガーナへの貢献、これから達成に向かって進む使命の気持ちで一杯です。感謝と皆様の想いをガーナに届けます。今までガーナのスラムにリサイクル工場をプレゼントする!と自信を持っていましたが、今回の展覧会の成功で「自信」から「確信」に変わりました。
さあ、リサイクル工場を贈るカウントダウンの始まりだ! ガーナの国旗のまだ輝けない星を僕はアートで輝かせます、絶対に。その動向をこれからも、応援よろしくおねがいします!
美術家 長坂真護
MAGO CREATION(株)代表取締役兼美術家 /MAGO Art & Study Institute Founder。サスティナブルを合言葉に、ガーナのスラム街に先進国が不法投棄した電子廃棄物を再利用し、美術品を制作販売。その利益をスラム街での新規雇用や完全無料の学校運営に。
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