【福井ラーメン探検隊】

『RAMEN W さばえ店』の「塩中華めん」。福井のラーメン調査・第25杯

2021/09/10

塩中華めん 850円


今回我々が訪れたのは7月25日にオープンした鯖江市の公立丹南病院から近く、福井鯖江線沿いのラーメン店『RAMEN W さばえ店』。

福井市開発にある『RAMEN W』の暖簾分けともなる2号店のコチラでは、福井店にはない鯖江店限定メニュー「中華めん」「塩中華めん」があるという。どちらも非常に魅力的だが、今回は1番人気である「塩中華めん」をチョイス。

スープは透き通った琥珀色。具はチャーシュー、海苔、ネギと非常にシンプルであり、器もどこか懐かしい中華そばを想わせる……。
まずはスープをひと口「ゴクッ」と飲んだが、見た目とは裏腹な濃厚さに驚きだっ!





ダシにはホタテなどの魚介や鶏、豚の旨みを凝縮させており、仕上げには沖縄の塩や塩こうじを加えている。多くの素材の旨さを組み合わせることで、さっぱりとした塩味ながらも味に奥深さを出しているのだ。

「まろやかさのヒミツは“塩”にあり!」

この、濃厚でありながら嫌味のないまろやかさを出すため、特にこだわったというのが“塩選び”。いろんな種類を試して、最終的にたどり着いたのが“沖縄の塩”なのだ。塩特有の刺すような刺激ではなく、角の取れた丸みのある塩を使用することで、濃厚な味わいを醸しながらもやさしい口当たりに仕上がっている。



チューシューには、あまりお目にかかることのない豚肉「豚もも」を使用。脂身が多く、濃厚なコクがある肩ロースとは違い、高タンパク・低脂肪のあっさりした味わいが特徴だ。
その「豚もも」から内もも、外もも、シンタマといった異なる3種の部位を一枚ずつのせているので、同じようなものでも違う味わいが楽しめるのだ。だから一枚ずつじっくりと堪能してほしい。

「口まわりについたスープまでもが旨い」

そして、中太ちぢれ麺はスープに入れる直前に手揉みされることにより独特のコシがある食感に。多加水のツルリとした麺はのどごしも抜群だ。
かなり縮れているのでスープが絡み過ぎるほどよく絡む。だから、麺をすするとスープが思わず口のまわりに付いてしまうのだけど、これをペロリとするとこれがたまらなく旨いのよ。

今回調査したのは『RAMEN W さばえ店』限定メニューの「塩中華めん」。クラシカルな塩ラーメンのスタイルを踏襲しつつも、さまざまな素材の旨さを組み合わせることで現代風の味に仕上げた一杯だ。
最後にもうひとつ、取り上げておきたいのがネギの上に添えられたペースト「タマリンド」。

インド料理やタイ料理に使われる調味料で、スープにまぜると酸味が加わり、スッキリした味わいに変化。
味変することで、また違った旨さを堪能できるから、最後の一滴を飲み干すまで止まることなく麺をすすり、完食した隊員なのであった。

探検隊レポート

スープの濃さ:あっさり   
麺の種類  :中太ちぢれ麺
ボリューム :普通



RAMEN W さばえ店
【住所】福井県鯖江市北野町14-8
【電話】0778-42-6251
【時間】11:00~14:30 ※9/15(水)から17:00~21:00の夜営業も開始予定
【休日】月・火曜
【席数】26席
【駐車】44台
【SNS】Instagram Twitter



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#グルメ#丹南#連載

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