【福井ラーメン探検隊】

『名物たこやき なっちゃんち』の「味噌ラーメン」。福井のラーメン調査・第26杯

2021/09/24

『名物たこやき なっちゃんち』の「味噌ラーメン」
味噌ラーメン 650円


今回我々が訪れたのは、勝山市にあるショッピングセンター『サンプラザ勝山』。コチラの休憩所に隣接する『名物たこ焼き なっちゃんち』が目的地であり、店名の通り真ダコが入った大粒のたこ焼きが名物だ。他にもやきそばやうどんなどの麺類、お好み焼きやカレーなどといったメニューも提供する、まさにショッピングセンターのフードコート的な場所である。

名物たこやき なっちゃんち

そして今回調査するのが『なっちゃんち』で提供される「味噌ラーメン」だ。しかし、ファストフード的なものとあなどるなかれ! まさに見た目はシンプルで、ファストフード的なものを彷彿させるが、実はこの一杯に並々ならぬこだわりが詰まっていたのであった。

名物たこやき なっちゃんち

「コクがあるのにクリアであっさり。飲み干したくなる牛骨スープ!」

ダシは鶏、豚、魚介でもない牛骨スープ。表面には脂がたっぷり浮き、味がしっかりとしているのにもかかわらず、意外とあっさりしており牛骨と味噌の味が絶妙にマッチしている。コクが深いのにクリアな旨さのスープなのだ。





名物たこやき なっちゃんち

「創業130年。秘伝の技で打たれたツルモチ麺」

このスープに合わせるのは中太ストレートの特注麵。古くから大野市で麺を打ち続ける創業130年の老舗『内田製麺所』で作られたものだ。良質な小麦をブレンドし、秘伝の技で打たれた麺はツルツルでモチモチ。麺の加水が控えめで、スープの旨みもしっかりと絡めとるので旨い!

名物たこやき なっちゃんち

そして、麺をすすると共に飛び込んでくるもやしとネギ。これがとってもシャキシャキで食感のアクセントに。もやしは歯応えを良くするために湯への通し方もこだわりがあるという。そのヒミツを知るべく店主に探りを入れたが、そこは企業秘密とのこと……。それほどにシャキシャキ感が違うのだ! ラーメンの具では脇役的な存在だが、これが旨さを引き立てる名バイプレイヤーとなっているのだ。



今回調査したのは『名物たこやき なっちゃんち』の「味噌ラーメン」。牛骨スープに大野市の老舗製麺所『内田製麺所』のツルモチ麺。ファストフード的なラーメンかと思いきや、こだわりが詰まった旨い一杯に、まさしく“麺(面)を食らった”のであった。

名物たこやき なっちゃんち

見た目のシンプルさにごまかされたが、このラーメンを例えるならば「羊の皮を被った狼」。いや、狼ではなく牛か(笑)。スープ、麺、具のすべてにこだわっており、もちろんチャーシューもバラ肉から手作り。

そして、なぜ牛骨かというと、店主が牛骨ラーメンの生まれた鳥取県に縁があって「この旨さを勝山でも広めたい」との思いから生まれたそうだ。
今回は甘みのある合わせ味噌が牛骨スープと絶妙にマッチした「味噌ラーメン」をチョイスしたが、この牛骨スープそのものの旨さを、よりストレートに楽める「塩ラーメン」もある。コチラも650円という安さなので、お腹に余裕があれば一度に塩・味噌の両方楽しむのも悪くないだろう。

探検隊レポート

スープの濃さ:あっさり   
麺の種類  :中太ストレート麺
ボリューム :普通



名物たこ焼き なっちゃんち)
【住所】福井県勝山市元町1-7-28 勝山サンプラザ内
【電話】090-7597-3134
【時間】9:30~19:30
【休日】月2回火曜
【座席】あり
【駐車】あり
【HP】あり



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#グルメ#奥越#連載

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