【暮らしを豊かにする私の巣づくり。】
2021/07/23
連載「暮らしを豊かにする私の巣づくり」では、自然素材のカーテンやそのハギレで布雑貨を製作する福井のファブリックブランド『KURASIKU』とコラボレーションして、福井で購入できる“暮らしに取り入れたい”とっておきのアイテムたちをご紹介します。
目次
子どもの頃は、運動会や遠足、ピクニックなど、お弁当の定番としていつも身近にあった「おにぎり」。お母さんやお父さんが朝早く起きて握ってくれた、愛情がこもったあの美味しさは忘れられませんよね。
ところで、みなさんは「おにぎり」を持ち歩くとき、何で包みますか? ラップ? アルミホイル? いずれにせよ食べる時には海苔がふやけてしまっていますよね。こちらの「ONIGI*LUNCH(おにぎランチ)」なら、海苔がパリッパリの状態でおにぎりを味わうことができますよ。
「ONIGI*LUNCH」の生みの親は、美容師の見延洸叡(ひろし)さん。お子さんの塾通いの際にラップで包んだおにぎりを持たせていたそうですが、カバンの中で押し潰されて形が崩れたり、食べられずに持ち帰ったりすることも。そんな姿を見て「がんばる我が子に美味しいおにぎりを食べてもらいたい。何かできないか……」と考えを巡らせ、おにぎりと海苔を分けて包装できるおにぎりシートの商品化を目指し始めました。
また、プラスチック製でないおにぎりシートを作れば、子どもたちが喜ぶだけでなく、地球環境の改善にも役立てる、そこで選んだ素材が“紙”でした。水分を通しにくい油紙と、表面に少しPPTフイルムが施してある分類紙製品を合わせて加工。紙製なので土に還り、燃やすこともできるため、環境にも優しいです。
もうひとつ、商品化に向けてこだわりたいことが。見延さんが美容室を営むのは、福井県の伝統工芸品「越前和紙」の産地である旧今立町。お客さんにも和紙に携わる方が多く、衰退の危機に直面していることを知りました。それなら「越前和紙」とコラボレーションすることで、地元福井の魅力を発信し、恩返しもできるのではと考え、「ONIGI*LUNCH」のパッケージに越前和紙を採用することにしました。温かみのある風合いはもちろん、和紙は強度や耐久性にも優れているので包装紙として再利用することもできますね。
「ONIGI*LUNCH」の一番の特徴と言えば、ごはんと海苔を別々に包装でき、パリッパリの香ばしい海苔が保てること。ですがメリットはそれだけではなく、素材の紙がごはんの水分を適度に蒸発させるため表面がベタベタにならず、お米の粒感もしっかり感じられてより美味しく食べられるんだそう。
さらに、使い勝手も抜群。サンドイッチやおかずを包んだり、海苔を包むシートを広げてお皿やまな板代わりに使ったり、タッパーのように食材を入れたり、使用後はゴミ袋にしたり。屋外でのピクニックやキャンプでも大活躍してくれます。
他にも、がんばる子どもたちへ、お世話になったあの人へ、紙の特性を生かしてメッセージを書いて渡すのも素敵ですね。「ONIGI*LUNCH」を活用して、いつものおにぎりをもっと美味しく、もっと楽しくさせちゃいましょう。
元々は見延さんがお子さんに持たせたおにぎりがきっかけとなって開発された「ONIGI*LUNCH」ですが、環境問題や地域活性化への貢献といった想いが込められています。
特に「マイクロプラスチック問題」への関心が強く、例えば年間約60億個も販売していると言われるコンビニおにぎりのパッケージをこの「ONIGI*LUNCH」に変えることができれば、という願望も。最近では世界的な環境問題に対する意識の高まりもあってか、飲食店やイベントからの問い合わせも増え、海外からの受注もあったそう。そして「越前和紙」を取り入れることで、“福井の宝”である伝統工芸品を後世に伝え残していき、地域に役立てたいと考えています。
美味しいおにぎりが食べられるだけでなく、地球環境や地域の伝統を守ることにもつながる「ONIGI*LUNCH」を通して、たくさんの“笑顔”を生み出すことができそうですね。
KURASIKU(クラシク)
【住所】福井県福井市羽水1-611 カーテンのカズマ内
【電話】0776-97-9066
【SNS】Instagram
オンラインショップ>>>
RoomClip>>>
ヘアメイクのんのん
【住所】福井県越前市野岡町30-1-8
【電話】0778-43-1211
【時間】9:00〜19:00
【休日】月曜、第1火曜、第3日曜
【駐車場】5台
【HP】あり
【SNS】Instagram
※購入可能場所/オンラインショップ、ヘアメイクのんのん
日々URALAからのお知らせをLINEで受け取れます!