番外編！『ご当地ラーメンセレクション in 福井』の「平田の哲二郎」。福井のラーメン調査・第36杯

今回我々が目指したのは越前市にあるラーメンの自動販売機『ご当地ラーメンセレクション in 福井』。自動販売機といってもカップヌードルが出来上がるアレではない。冷凍されている麺とスープを湯煎調理していただく袋麺スタイルのものだ。

福井にいながら、全国各地の有名店、中にはミシュランガイド掲載店の味が楽しめるという夢のような自動販売機。テイクアウト需要が高まる近年、全国各地に設置されているようだが、現在、福井県にはこの1台のみ。

早速、現地に足を運ぶと……発見！ 場所は旧8号線よりも少し西、「越前市吉野小学校」近くの唐揚げ屋『中津唐揚げ 渓』の駐車場内だ。

「福井にいながら全国の有名店の一杯が味わえる！」

時期によって購入できる種類が変わるが、我々が訪れた際は、東京3店舗、群馬1店舗、大阪1店舗の計5店舗のラーメンがラインナップ。価格は全て均一で1000円。

1杯1000円のラーメンと聞くと高級感を感じるが、実店舗まで向かう、もしくはクール便で取り寄せることを考えると、むしろ安い。肝心なのはその美味しさだ。ちなみにこの中だと東京の「カネキッチンヌードル」、そして大阪の「ジャンクストーリー」はミシュランガイド掲載の超有名店。

オーナーは『中津唐揚げ 渓』の店主も務める宮田さん。東京での飲食業の経験もあり、販売されているラーメン店にも行った経験があるというが「どれも行列ができるほどの人気店。正直再現度はかなり高いと思います。この美味しさが福井で、24時間いつでも購入できるのは魅力ですよね」と宮田さん。

どのラーメンにするか悩んだが、今回我々が選んだのは福井県内では店舗の少ない二郎系のラーメンで、群馬県「平田の哲二郎」の一杯。宮田さんによると「二郎系のインスパイアですね。濃厚なスープに分厚い特徴的なチャーシューも入っていて満足度は高いと思います。若い方や男性人気が強いです」。

ということでその美味しさを確かめるべく実際に作ってみた！

「冷凍とは思えない二郎系インスパイア」

中身は太めの冷凍麺、そして凍ったスープ、レシピとシンプルな内容。作り方も簡単で、スープは袋のままお湯で湯煎し、麺も時間通り茹でる。

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茹で上がったらお湯を切って、解凍したスープと合わせるだけ。二郎系にはかかせないが、もやしやネギなど具材のトッピングはない。もちろん準備した方がおすすめだ。

簡単な工程を踏んでいざ完成！ 食欲をそそる香りがたまらない。まずは、じっくり炊き上げたというスープを一口。醤油ベースの深い味わいに、背油が溶け込んだ二郎系らしい濃厚さが迫りくる。にんにくはオプションだが、加えるとより美味しくなる。

お次は麺をひとすすり。二郎系特有のごわごわとした自家製オーション麺は、冷凍とは思えない小麦の風味や噛み応えに驚愕！ スープとの絡みも抜群で、どんどん食べ進めてしまう。そして「平田の哲二郎」でも“神豚”と呼ばれている分厚いチャーシューも魅力のひとつ。脂身こそトロトロ食感だが、肉々しさも兼ね備え、ボリューム感も満足。

今回調査したのは越前市にある『ご当地ラーメンセレクション in 福井』の「平田の哲二郎」。冷凍ラーメンにも関わらず、麺・スープ・チャーシューともに本格的な旨さ！ 正直、この美味しさが味わえるのであれば、当然他の店舗も気になってしまう。自宅で調理しなければいけないが、逆にいえばアレンジもし放題ということだ。

ラーメン自動販売機。福井にいながら超有名店の味を食べ歩きできるのはかなり贅沢。コンプリートできる日を目指してさらなる調査を続けていく！

ご当地ラーメンセレクション in 福井
【住所】福井県越前市本保町19-5 美容室クィーンレディス・中津唐揚げ 渓 駐車場内
【電話】070-8512-5135
【時間】24時間購入可能

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