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【長坂真護のMAGO NOTE】
2022/02/23
本当はNYの予定でしたが、オミクロン株の影響でNYでのギャラリーイベントが延期になり、緊急帰国しました。それでもぎりぎりのタイミングでガーナに1カ月滞在できて本当に良かったなぁと感じています。もし1週間ほどずれていたら、ガーナにも行けずじまいでした。この1カ月、休みなしでガーナのスラムで全力を尽くせました。
大きく成果を上げられたことが3つありました。
1つ目。第3回目の「MOON FESTIVAL」の開催。そこでガーナのアグボグブロシー地区初、日本人でこの土地の部族長になりました。総部族長のトーマスに、このスラムの健全化をお願いされました。僕はもちろん実現の約束を交わし、このフェスティバルで就任式をさせてもらいました。たくさんの住人たちが僕のお祝いをしてくださいました。
2つ目。「MAGO GALLERY」の再オープン。今年7月に破壊されたギャラリーを再開できました。アグボグブロシーにもう一度文化の再定義を、この街にアートで再投資することによって、彼らの生活をより豊かにすることに尽力します。現地の画家志望に教育を施し、世界に10店舗ある「MAGO GALLERY」で販売、先進国で得た高利益を彼らに直接還元していく仕組みです。ここから世界に通用するアーティストを輩出していきます。
そして3つ目。「MAGO RECYCLE FACTORY」の着手です。ギャラリーの隣に、敷地面積500平米ほどの小さな工場用地を借りることができました。主にアグボグブロシーの電子家電から出たプラスチックをリサイクルし、彼らの雇用創出と同時にアグボグブロシーの環境保全を担保するサスティナブル事業への挑戦を始めます。
この2年のブランクがまるで嘘のように、私たちの時計の針が動き出しています。僕が彼らのためにやってあげたいことをありのままに、情熱と愛情を注いでいきます。ここに数年後咲く花がどんな姿であるか楽しみでなりません。またオミクロンが落ち着く春頃、さらなる恩返しをするためにガーナに戻ります。
僕を変えてくれたガーナに最大の愛をこれからも捧げていきます。
美術家 長坂真護
MAGO CREATION(株)代表取締役兼美術家 /MAGO Art & Study Institute Founder。サスティナブルを合言葉に、ガーナのスラム街に先進国が不法投棄した電子廃棄物を再利用し、美術品を制作販売。その利益をスラム街での新規雇用や完全無料の学校運営に。
公式HP Instagram
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