【世界から発信! ふくい人滞在記。】

[世界から発信inケニア③]ケニアの意外な珈琲事情!?

2019/07/14

福井の皆さんこんにちは。ケニア在住の久保唯香です。
今回のテーマは”コーヒー“。産地としては有名かもしれませんが、意外と知られていないこともたくさんあるのではないのでしょうか。そんなケニアでのコーヒー事情についてお伝えします!

コーヒーの産地でコーヒーを飲むという難しさ

福井にいた時から、大ぶりなマグカップにたっぷりコーヒーを淹れないと朝が始まりませんでした。私は、無類のコーヒー好きです。

福井に住んでいた時も、休日はカフェ巡りをしていました

世界的にみても、日本人はよくコーヒーを飲みます。国際コーヒー機関によれば、なんと日本は世界中に出回るコーヒーの約7%、ヨーロッパとアメリカに次ぐ量を輸入しています(2018年)。ケニア、いえ東アフリカは、隠れたコーヒーの産地です。高級種として知られるアラビカ種、特にブルボン種やゲイシャ種という珍しいタイプのコーヒーを生産しています。特にエチオピアはコーヒー発祥の地とも言われています。ただ、実はケニアに住む人々はコーヒーよりお茶の方が好き。ケニア統計局によれば、コーヒー生産量の97%が外国に流出します。ケニア人はミーティングの前に、必ずと言っていいほど「水がいい?お茶がいい?それともコーヒー?」と聞いてくれます。でもコーヒーをオーダーすると、高い確率でインスタントコーヒー(粉を溶かすタイプ)が出てくるのです。ふとケニア人に目を移すと、ミルクで煮出した紅茶にドサドサ砂糖を入れている…。スプーンに山盛り3杯。 いやいや、ここはケニアだ!お茶もいいけれど(実は、ミルクティはそこそこ美味しい)、私は美味しいコーヒーが飲みたいのだ!

ケニアでコーヒー探検

美味しいコーヒーと美味しい食べ物探検の日々。ちなみにケニアでもこんな素敵なアフタヌーンティも楽しめます

決してケニアはカフェ文化は根強くありませんが、さすが東アフリカの経済都市。おそらく皆様が思っている以上にケニアは都会です。探せば、美味しいコーヒーがたくさん!それでは、私の飽くなきカフェ巡りの記録、一部をご紹介しましょう。

1.都心でちょっと一息といえば

Connect Coffee(リバーサイド地区)

ス〇バなんて、ケニアにはありません。(余談ですが、通りすがりにスター〇ックスという怪しげなホテルを見かけたことがあります。)しかし、正統派コーヒーが飲みたければここだというカフェはあります。「 Connect Coffee(リバーサイド地区) 」のこだわりのブレンドは2種類。究極の選択に、毎回1分は考えこみます。ケニアにあって、オーナーは韓国人。それはもう店内には様々な国籍のお客さんが集まります。勉強や作業にももってこいの都会的カフェが、ナイロビにも。

News Café(キリマニ地区)

そしてここは、昼間はカフェ、夜になるとバーに変身する「 News Café(キリマニ地区) 」。福井でいう駅前のプ〇ント(よくお世話になりました)のような場所で、お気に入りの一つです。鯖江のサングラスなんか隣に置いちゃうと、ちょっとおしゃれになりますね。

2.エスプレッソならエチオピア風に

Kesh Kesh Cafe(キリマニ地区)

フィルター贔屓の私も時々エスプレッソが飲みたくなります。そんなときは、エチオピアコーヒーで決まりです。エチオピアでは濃く煮だして飲むのが伝統。 「Kesh Kesh Cafe(キリマニ地区)」 は、ナイロビでは、表参道か六本木か錯覚するほどスタイリッシュな店内で、伝統的なエチオピアンコーヒーをいただくことができます。

Smart Village(キリマニ地区)

ちなみにナイロビでは、コスパの高さ際立つエチオピア料理店が人気。コーヒーはもちろんですが濃厚なカクテルジュースも忘れてはいけません。内容は店やシーズンによって変わりますが、上からしぼりたてチェリートマト、パイナップル、アボカド、マンゴーが層になっています。

3.郊外で楽しむ週末カフェ

Matbronze Café(カレン地区)

週末は都会の喧騒から抜け出し、動物や自然に囲まれたいものです。ナイロビ郊外の動物と自然は、本物です。時々、ライオンやヒョウ出没注意報が発令されますので、気を付けたいところです。さて、そんな臨場感あふれる森の中で、こんなかわいいラテをいただきます。こちらのカフェ 「Matbronze Café(カレン地区) 」では、ブロンズのアートに囲まれながらランチを楽しむことができます。

Camp Carnelley’s(ナイバシャ地区)

もう少し足をのばして、ナイロビから車で約2時間半。ナイバシャ湖のほとりまで来れば、こんな隠れ家的空間も。近くに野生のカバがいますので、一人で出歩かないというのが約束です。

Olerai House(ナイバシャ地区)

最後に、同じ湖のほとりにある少し刺激的な郊外カフェをひとつ、ご紹介しましょう。 「Olerai House(ナイバシャ地区) 」ですライオンやヒョウの出没注意報は滅多に出ませんが、目の前でシマウマがおしっこをしたり、近くをキリンが通過したりします。怯えて(興奮して)叫ぶと、動物と人間、お互い不幸ですから、動物の世界観に溶け込みコーヒーとランチを楽しめる方にはもってこいな、ホテル併設のロマンチックなカフェです。ただ、ここまで視界にインパクトがあるとコーヒーの味はこの際、どうでもよくなりますね。

ホテルにお願いするとウォーキングサファリに連れて行ってくれ、こんなお写真も。サファリ付きカフェ、といったところでしょうか。 日本では滅多にありませんよね。

いかがでしたでしょうか!ケニアのカフェ、奥が深いですよね。私のケニア生活、飽くなきコーヒー探しの旅は、まだまだ続きます。しかし、今回はいったんここまで。続きはまた今度!


久保唯香(くぼゆいか)
1991年 神奈川県生まれ。2016年から約2年、福井貿易情報センターにて勤務。幼少期にお菓子目当てで参加したちびっこマラソンがきっかけで陸上が好きに。専門は走り幅跳び。高校卒業後は世界を旅していたため一時休戦。就職後趣味でマラソンを始め、福井マラソン(ハーフ)でも入賞するほど。現在はナイロビにてジェトロ職員として活躍中。好きな食べ物は納豆。そして最近乗馬をはじめたのだとか

#コラム#連載

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