2022/09/03
地方での開催ながら、国内のみならず、世界から注目を集める『武生国際音楽祭』。今年は3年ぶりに海外からも音楽家を招いて、9月4日(日)から11日(日)まで8日間に渡って「越前市文化センター」をメイン会場に行われます。音楽監督を務めるのは、世界的に高い評価を受ける作曲家・細川俊夫さん。そしてピアニスト・伊藤 恵さんがコンサートプロデューサーを務めます。
平成2年に「フィンランド音楽祭イン武生」として産声をあげ、若手作曲家や演奏家の活躍の場としての役割も担ってきた音楽祭。33回目を迎える今年のテーマは「弦楽四重奏の現在(いま)」。『武生国際音楽祭2022』では西洋音楽の根幹をなすジャンルとして発展してきた弦楽四重奏の楽曲を、古典から現代まで幅広く聴くことができます。
なかでも注目なのが、9月6日(木)に行われる「アルディッティ弦楽四重奏団コンサート」。世界で最も優れた現代音楽の弦楽四重奏団と評されるアルディッティ弦楽四重奏団の演奏に触れる貴重な機会となります。また、9月10日(日)に行われる「弦楽四重奏団の夕べ」も注目のコンサートの一つ。国内外の著名なコンクールで上位入賞歴をもち、メンバー一人ひとりがソロ活動でも活躍している「エール弦楽四重奏団」が出演します。現在、最も期待を集める若手アンサンブルで、ヴェーベルン、バルトーク、ベートーヴェンの作品が上演されます。
現代音楽とクラシック音楽。『武生国際音楽祭』では、それぞれの良さをあらためて実感することができます。現代音楽の分野では世界や日本で初演となる作品を数多く披露。また、クラシックの分野では新たな解釈に基づいた名曲も演奏されます。
さらに作曲ワークショップは、イタリアのミラノ音楽院で数々の優れた作曲家を育ててきた作曲家・アレッサンドロ・ソルビアーティさんを中心に充実した講師陣を迎えて行われます。スペインからは特別講師として著名な音楽学者で評論家のパコ・ヤニェスさんを招き、今年生誕100周年を迎えるクセナキスについてのレクチャーもあります。
新型コロナウイルスの影響で昨年、一昨年と規模を縮小して行われてきましたが、今年は通常規模で行われ、期間中は越前市内のさまざまな場所でも演奏会を開催。越前市役所前広場や「a.cafe」「ふるさとギャラリー叔羅」、また「ショッピングモール シピィ」や「武生楽市」など、市民にとって“普段よく行く場所”や“家の近所”でもまちなかコンサートを楽しめ、越前市が音楽に包まれます。
武生国際音楽祭2022
【会場】越前市文化センター(福井県越前市高瀬2-3-3)ほか
【日程】2022/09/04(日)~09/11(日)
【時間】公演により異なるため、公式HPをご確認ください
【料金】公演により異なるため、公式HPをご確認ください
※すべてのメインコンサートが聴けるパスポート、回数券などの販売もあり
【公式HP】あり
【SNS】Facebook Twitter
【お問い合わせ】0778-23-5057(武生国際音楽祭推進会議 事務局)
※まちなかコンサートの詳細については公式HPをご確認ください
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