福井ブローウィンズ、接戦を制して愛媛に連勝。＃0細谷将司が23得点｜Bリーグ24-25シーズン第5節

バスケットボールのBリーグ2024-25シーズン第5節で、B2東地区の福井ブローウィンズはホームのセーレン・ドリームアリーナ（福井県営体育館）でB2西地区の愛媛オレンジバイキングスと対戦した。福井は＃0 細谷将司が10月26日のGAME1で25得点、27日のGAME２で23得点など、チームの連勝に貢献する活躍。10月の全試合日程を終えて、福井は通算成績6勝3敗、東地区3位としている。

前節、福井はアウェーで行われた青森ワッツ一戦で一時20点以上ビハインドとなる苦しい展開。第4クォーター同点に追いつくものの、終了間際、青森にフリースローを決められて3敗目を喫した。連敗阻止を懸けて臨んだ第5節の愛媛戦。「オフェンスのタイミングやスペーシングを修正して臨んだ」（伊佐勉ヘッドコーチ）という26日のGAME１では前半、思うように連続得点を奪えず、シーソーゲームとなる展開。後半になってチームオフェンスが機能し始めた福井が細谷や＃14 木村圭吾の連続3ポイントシュートなどで突き放した。

続く27日のGAME2は愛媛が前半最大10点のリードを奪うなど、両チームともに譲らず、一進一退の攻防を繰り広げた。福井の4点リードで迎えた第4クォーターでは、愛媛が＃3 古野拓巳、＃11ナイジェル・スパイクスを中心に福井を攻め立てて連続得点。残り4分50秒に＃7 青木龍史の3ポイントシュートで一時逆転に成功した。

しかし、第4クォーター残り約2分に細谷の積極的なアタックが古野のファウルアウトを誘い、直後に細谷と木村が3ポイントシュートを決めるなど、福井が再逆転して薄氷の勝利を手に入れた。試合後、伊佐HCは「そういう時間帯にあのメンバーで勝つことができたのは1つのいいサインだと思う」と語った。また、「オフェンスで得点をとれない時間帯が続き、選手たちのプレーに焦りや躊躇が見られたのがもったいなかった」などと試合を振り返った。

福井の細谷は、2試合で11本の3ポイントシュートを決めるなど、48得点。MVPに選出される活躍を見せたが、GAME2の試合後会見では「相手の愛媛さんのエナジーが上回っていて、自分たちのバスケットボールができなかった」と課題を挙げた。ただ、「シーズンの早い段階で課題が出たことはポジティブに捉えるべきだと思う。プレーオフ進出に向けて、どういう風にチームの状態を持っていくのか。11月が大きなターニングポイントになると思う」と、チームの立て直しに決意をのぞかせた。

愛媛はケガ人が相次ぎ、主力選手や外国籍選手を欠く中で7連敗を喫したが、アウェーでの福井との2試合で勝利への執念を見せて善戦した。特にGAME2では速攻やセカンドチャンスポイント、ターンオーバーからの得点などでいずれも福井を上回り、接戦に持ち込んだ。

GAME2の試合終了後、会見に臨んだ愛媛の保田堯之ヘッドコーチは「昨日のゲームも今日のゲームも、プレイできる人数が限られている中で自分たちがやるべきこと、自分たちが向かっていくべき場所に集中して、チーム一丸となって戦うことができた。ベストゲームのひとつだと思う」とコメント。また、2試合ともに約30分のプレータイムを記録し、GAME2では10アシストを記録した古野は「今日の試合は平や本多の活躍がチームにエネルギーを与えてくれた。苦しい状況の中で、福井としっかりと戦えたことはチームの自信につながる。プレーオフを見据えて残り50試合を戦っていきたい」と前を見据えた。

福井は次節の11月2日(土)・3日(日)にアウェーでベルテックス静岡と対戦。今シーズン、アウェーでの初勝利を目指す。次のホームゲームは第7節、11月11日(月)・12日(火)に越前市アイシンスポーツアリーナで山形ワイヴァンズと対戦する。

Bリーグ2024-25シーズン第7節
福井ブローウィンズ VS 山形ワイヴァンズ
【会場】越前市アイシンスポーツアリーナ
【住所】福井県越前市高瀬2-8-23
【日時】2024/11/11(月)19:00試合開始、12(火)19:00試合開始
【ＨＰ】あり

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