2025/03/17
バスケットボールB2リーグ第26節が行われ、福井ブローウィンズは3月15日・16日に富山グラウジーズとセーレン・ドリームアリーナ(福井県営体育館)で対戦した。
前節終了時点で、東地区4位の福井と、同地区3位の富山とのゲーム差は3。レギュラーシーズン終盤戦、「北陸頂上決戦」を掲げた注目の直接対決となったが、福井はGAME1を76-92、GAME2は71-79で落とし連敗を喫した。一方の富山は4連勝としてプレーオフ進出が決定、勝率で同地区2位の信州ブレイブウォリアーズと並んだ。
GAME1・GAME2ともに、ハードなディフェンスやリーグ2位の得点力(平均得点数87.9点)を繰り出す富山に前半から2桁リードを奪われる苦しい展開。GAME1ではオフェンスリバウンドやペイントエリア内の得点、ターンオーバーからの得点などで圧倒した富山が福井との直接対決で今季初勝利を挙げた。
福井はGAME2、第3クォーター・第4クォーターを17失点に抑えるなど守備を立て直すと、第4クォーター開始から西野曜の3Pシュート、ペイントアタックで反撃。その後も速攻やフリースローによる得点などを積み重ねて差を詰めたが、最大24点のリードを奪われた前半の展開が最後まで響いた。
GAME2の試合後、福井の伊佐勉HCは「(GAME1の)最悪なゲームから選手たちはしっかりとカムバックしてくれた。勝つことはできなかったが、福井らしいバスケットはできたと思う」と振り返った。
そのGAME2では西野曜がチーム最多となる15得点の活躍。木村圭吾は4本の3Pシュートを決めるなど、14得点と続いた。残り試合に向けて、西野は「気持ちの部分で球際やリバウンド、ルーズボールのところを突き詰めながら、1つ1つのポゼッションを大事にしていきたい」と話した。
注目の北陸ダービー。富山との対戦成績はこれで2勝2敗。福井は4月のレギュラーシーズン最終節、アウェーで再び富山と対戦する。伊佐HCは「『8点差』の力の差は確実にあるので、1つずつ課題を修正して、また富山さんと力比べができたらと思います」などと、コメントした。
福井は次節、3月22日(土)・23日(日)にアウェーで西地区1位のライジングゼファー福岡と対戦。次のホームゲームは第29節、3月29日(土)・30日(日)に敦賀市総合運動公園体育館で鹿児島レブナイズと対戦する。
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