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2025/03/11
バスケットボールB2リーグ第25節で、福井ブローウィンズは3月8日・9日に神戸ストークスと越前市アイシンスポーツアリーナで対戦した。
福井はGAME1を83-79で勝利したが、GAME2は80-82で敗戦。GAME1、GAME2ともに強度の高いディフェンス、速攻などを武器に福井が序盤からリードする展開。神戸は若手が躍動するなど、追い上げを見せて終盤までもつれる接戦となった。
同節を終えて、福井は通算27勝20敗で東地区4位。ワイルドカード枠争いでは現在1位のプレーオフ進出圏内。ホームでのプレーオフ開催に向けて、同地区2位の信州ブレイブウォリアーズ、同地区3位の富山グラウジーズを追いかける展開が続いている。
GAME1、福井は第1Q、第2Qを20失点以下に抑え、第3Q残り3分には17点のリードを奪った。しかし、ここから神戸に12点のランを許すなど、一気に差を詰められ、第4Q残り5分54秒には神戸の特別指定選手、野溝利一が3Pシュートを決めて「70-71」と逆転を許した。
福井は第4Q、オフィシャルタイムアウトをはさんでコートインしたライアン・ケリーが残り4分1秒にレイアップシュートを決めて再逆転。終盤はケリー、木村圭吾、藤澤尚之の3Pシュートが決まり、再び神戸を突き放して逃げ切った。
この日の福井は、藤澤が両チーム合わせて最長となる33分37秒のプレータイムを記録。3本の3Pシュートを含む15得点、3つのオフェンスリバウンドを含む9リバウンド、5アシストと活躍。試合後は「(ホームで)ブースターと一体となって戦えたことが僕たちの力になった」と振り返った。
続くGAME2、福井はGAME1に続いて攻守に安定した試合運びを見せて、序盤からリードする展開。第1Qを12失点に抑えるとともに、オフェンスでは今シーズン初の先発起用となった西野曜がインサイド、アウトサイドで得点を上げるなど、持ち味を発揮して躍動。「23-12」と11点のリードを奪った。
しかし、第2Qの開始直後から神戸は金田龍弥、川島聖那が3Pシュートを立て続けに決めるなど反撃、中盤以降はネイサン・エイドリアンがペイントエリア内で連続得点するなど逆転に成功する。
第4Qには福井から最大14点のリードを奪った。一方の福井も第3Q以降、得意の速攻や3Pシュートなどで追い上げを図り、第4Q残り15秒には木村圭吾の3Pシュートで1点差に迫ったが、一歩及ばなかった。
GAME2の福井は15のオフェンスリバウンドを含む46リバウンドを奪い、ファーストブレイクポイントでは8得点の神戸を上回る21得点、アシスト数は26を記録、ターンオーバーを8にとどめる内容だった。
福井のマテオ・ルビオ アソシエイトヘッドコーチは「全体的にチームとしていい形ができていた」などと評価。11得点にとどまった第2Qについて、「いい流れでシュートは打てていた。ただ、オープンショットを決めきれず、ディフェンスでミスが起こってしまう場面があった」と、振り返った。
第4Qに3Pシュート2本を含む10得点を上げるなど、チーム最多17得点のライアン・ケリーは悔しい敗戦を振り返りながら、プレーオフに向けて「クラッチタイムで僕たちがアグレッシブになり切れなかった場面など、細かい部分を修正していかなけれないけない」と、次の戦いを見据えていた。
神戸は通算成績16勝31敗で西地区6位。ただシーズン終盤の2月に入り、東頭俊典ヘッドコーチの就任、アイザック・バッツ選手の加入など、新チーム体制について発表。以降、前節のGAME2で東地区3位の富山グラウジーズに勝利するなど、4勝2敗と勝ち越している。
東頭ヘッドコーチはGAME2の試合後、「特に若手が思い切ったプレーをたくさん出してくれていた。試合を重ねるごとに着実にステップアップしているのと感じている。ワイルドカードの2枠目に入れるように頑張っていきたい」などと語った。
福井は次節、3月15日・16日にホームのセーレン・ドリームアリーナ(福井県営体育館)で富山グラウジーズ(東地区3位)と対戦する。
B2リーグ 2024-25シーズン 第26節
福井ブローウィンズ VS富山グラウジーズ
【会場】セーレン・ドリームアリーナ(福井県営体育館)
【住所】福井県福井市福町3-20
【日時】2025/3/15(土)17:00、3/16(日)14:00試合開始
【HP】あり
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