【~3/17】風景画だけではない広重の魅力を堪能。越前市で「歌川広重展」開催中。│越前和紙の里美術館

2025/02/13

江戸時代後期に活躍した絵師・歌川広重の風景画、花鳥図、美人画などが並ぶ企画展が『越前和紙の里美術館』で開催中。
展示されている作品は、現代の木版画職人が江戸時代と同じ材料と方法で制作した「復刻版画」で、越前生漉奉書が使用されています。

歌川広重の代表作と言えば「東海道五十三次」を思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。数多くの名作風景画を残し、「ヒロシゲブルー」と呼ばれる特徴的な青色を駆使した作品は、海外でも高く評価されています。しかし広重は他の浮世絵師たちと同じく、風景画以外にも多くの花鳥図や美人画も描いています。

広重が生きていた時代はまもなく幕末という時期で、大坂では大塩平八郎の乱がおきるなど、動乱の時代を迎えつつある時期でもありました。しかし、広重の絵にはユーモラスで生き生きとした人々が描かれ、娯楽や旅に興じる庶民たちからはたくましささえ感じます。
当時の時代背景や庶民の生活の様子を想像しながら、叙情的な作品を見ると、また違った世界が見えてくるかもしれません。

歌川広重展
【会場】越前和紙の里美術館(福井県越前市新在家町11-13)
【電話】0778-43-5975(越前和紙の里美術館)
【時間】9:30~17:00(最終入館16:30)
【料金】越前和紙の里美術館のみ600円、紙の文化博物館・卯立の工芸館との共通入館券900円、越前ふくい美術館との共通券1000円
【休日】火曜(祝日の場合は開館)
【HP】あり



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#イベント#エンタメ#丹南

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