【～12/9】桂由美さんが手掛けた和紙ドレスが一堂に。和紙の美しさと可能性に触れる特別展│越前市・紙の文化博物館

今年4月に亡くなった世界的ブライダルファッションデザイナー桂由美さんが、越前和紙で制作したドレスを集めた特別展が『紙の文化博物館』で12月9日(月)まで開催されています。

日本古来の伝統美や伝統技術を世界へと配信するため、ドレスという表現方法で和紙を駆使した斬新な作品を制作した桂由美さん。

2001年のローマオートクチュールコレクションでは、和紙のドレスを初披露し海外メディアを驚かせました。2003年からは発表の場をパリクチュールコレクションへと移行。新作が発表されるたびに世界のファッション関係者から大きく注目されました。

その後、和紙の可能性を追求する過程で出会ったのが「越前和紙」。既存の越前和紙を用いるのではなく、和紙職人と一緒に創作するところからスタートさせ、試行錯誤を重ねた結果「和紙を越える和紙」が誕生。そこから生み出される独創的な作品の数々は大絶賛を受け、メディアからは他に類を見ない作品として「WASHI – MODE」（和紙モード）と呼ばれるようになりました。

今回の特別展では「WASHI – MODE」コレクションの中から選りすぐりの逸品を紹介しています。制作から20年経ってもなお、色褪せることなく伝統的な美しさと和紙の可能性を秘めた和紙ドレスの数々。間近に見ることができる貴重な機会に、ぜひ訪れてみてください。

Yumi Katsura 和紙ドレス展 〜越前和紙の可能性〜
【会場】越前和紙の里 紙の文化博物館
【住所】福井県越前市新在家町11-12
【電話】0778-42-0016
【時間】9:30～17:00 ※最終入館16:30
【休日】火曜
【料金】大人300円、高校生以下無料 ※卯立の工芸館との共通料金
【ＨＰ】あり

日々URALAからのお知らせをLINEで受け取れます！