2025/03/25
荒井亮子さん(ヴァイオリン)、松谷由美さん(ヴァイオリン)、荒井結さん(チェロ)、笠川恵さん(ヴィオラ)の福井ゆかりの演奏家が2017年に立ち上げた『Great Masters Series』。
日本のクラシック音楽界を代表するレジェンドを福井に迎え、至高の演奏を堪能できるコンサートが、4月5日(土)、ハーモニーホールふくいにて2年ぶりに行なわれます。
今年は、日本が生んだ国際的なヴィオラ奏者・今井信子さんをゲストに迎えます。今井さんは、日本が世界に誇る真の巨匠であり、笠川さんの師でもあります。2007年から2009年には、越前市で毎年開催される武生国際音楽祭の音楽アドヴァイザーを務めるなど、日本の音楽界にも大きく貢献してきました。
中低音の響きが魅力的なヴィオラは、ヴァイオリンほど華やかではないが、温かみのある美しい音色を奏でます。笠川さんはヴィオラの魅力を「人間っぽいところかな。人間のいろんな感情を表現できる楽器だと思います」と語と語ります。
コンサートでは、「弦楽四重奏曲の父」と呼ばれるハイドンの作品をはじめ、名曲4作品を披露。見どころについて笠川さんにお伺いすると、「注目はやはり信子先生と演奏するモーツァルトの『弦楽五重奏曲 第4番 ト短調 K.516』です。個人的には、ブルッフの『ロマンス Op.85』も好きなんですが、本来はオーケストラとヴィオラのための曲。それを先生のお弟子さんがGMSのために編曲してくださり、特別な形でお届けできるのも今回の魅力のひとつです」と話します。
「今回のコンサートはヴィオラという楽器を知っていただく時間になります。高い音域の楽器かと思いきや、低い音も出る。でも、縁の下の力持ちでもない。なぜ信子先生がヴィオラをここまで愛し続けるのか、その理由がこのコンサートできっとわかっていただけると思うので、この日限りの音楽を楽しんでください」と荒井さん。
PROFILE
今井 信子(ヴィオラ)/
現代屈指のヴィオラ奏者として高い信頼と圧倒的な人気を誇る。ソリスト、室内楽奏者、教育者として国際的に活躍。ヴィオラ界をリードする存在として武満徹<ア・ストリング・アラウンド・オータム>等数々の世界初演や、<ヴィオラスペース>、「インターナショナル・ヒンデミット・ヴィオラ・フェスティバル」の企画・演奏、東京国際ヴィオラコンクールの設立に携わるなど目覚ましい活躍を続けている。ソフィア王妃高等音楽院、クロンベルク・アカデミー、アムステルダム音楽院等で後進の指導も行なう。
Great Masters Series vol.5 NOBUKO IMAI
~ヴィオラの世界、今井信子とともに~
【日程】2025/4/5(土)
【会場】ハーモニーホールふくい 小ホール
【時間】14:00開演(13:30開場)
【料金】一般4000円、学生2000円(大学生以下) ※全席自由
【チケット発売】https://teket.jp/6231/43062 ※ハーモニーホールふくいチケット
【問い合わせ】8gms@greenlab.jp(荒井)
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