【気象予報士 二村千津子の風と雲】
2025/04/01
こんにちは。
気象予報士の二村千津子です。
日々ウララでコラムをお届けするようになってから5回目の春を迎えました。
この4月から新たな生活を福井で始められた方もいらっしゃるかもしれません。
ようこそ、福井へ!この「日々ウララ」は福井の最新の情報が盛りだくさんなので、ぜひぜひ新生活の参考になさってください。
わたしはこのコラムで福井の天気や季節にまつわる話を綴らせていただいています。時には脱線することもありますが、気軽に楽しんでいただけたら嬉しいです。
そして、私事ではあるのですが、わたしも、また、福井で生活を始めることにしました!
このコラムが配信される頃は、引っ越しの準備に追われているに違いありません。ちょうど1年前も同じようなことをつぶやいていました(笑)
この1年の東京での生活はとても充実していて、学ぶこともたくさんありました。でも、福井への思いが強すぎて、やっぱり福井で暮らそう!と思い立ちました。今後は、またいろんなところに出没するかもしれません。
自分の足で福井をめぐり、福井の天気の変化、そして四季の魅力に触れるのがいまから楽しみです。(その前に引っ越しを終えねば(笑))
さて、ことしの3月の福井の気温を振り返ると…
ジェットコースターのようなアップダウン。特に最高気温は20℃以上の日があったかと思えば、5℃そこそこの日があったり…日付の上に雪の結晶マークがついている日は、雪やみぞれが観測された日です。22日までに9回観測されています。平年で11日くらいなので、ものすごく多いわけではありませんが、ここ数年は10回以上降る年は珍しくなっているので、今年は雪が多いな~という印象の方がいらっしゃるかもしれませんね。3月の終わりには、もうちょっとカウントされる可能性もあります。
東京もアップダウンが激しくて、雪がちらついた日が多く、私も、一度体調を大きく崩しました。4月はさらに注意が必要かもしれません。
というのも、4月はもともと朝と昼間の気温差が大きくなる時期なのです。
福井市の最高気温と最低気温を月別に平均した値をみると、差が10℃以上になるのは4月のみ。4月をはさんだ3月・5月もほかの月より大きく、数字で見ても春は朝と昼間の気温差が大きいことがわかります。
4月は3月からの寒暖差疲れがどんどん蓄積される心配がありますし、さらに新年度がスタートして気疲れする時期でもあります。ほどよくリフレッシュしながら、元気に過ごしたいですね。
リフレッシュにおすすめの桜の木があります。
足羽神社の枝垂れ桜です。
足羽川の桜並木ももちろん圧巻ですが、神社の境内の真ん中に凛と佇む枝垂れ桜には何かが宿っている気がします。
昼と夜でも見せる表情がガラッと変わるのも魅力の一つです。
福井の桜の名所の王道中の王道ですが、初福井という方にはおすすめのスポットです。
そしてリフレッシュに欠かせないお茶屋での一服。
私も見ごろの間にお花見できるように、引っ越し作業頑張ります(しつこい(笑))
※回答の掲載時期は未定です。全てのご質問にお答えできるとは限りませんので、ご了承ください。
二村千津子(ふたむらちづこ)
福井県出身。気象予報士・防災士・気象防災アドバイザー
2017年から7年間NHK福井放送局「ニュースザウルスふくい」で
気象情報を担当。 アメブロ
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