2025/05/21
江戸時代から続く日本の伝統的な話芸、落語。一人の噺家(はなしか)が座布団の上に座り、扇子と手ぬぐいだけを使って、さまざまな人物を演じ分けながら一つの物語を語っていく、言葉だけで広がる世界はまさに「話芸の真髄」といえます。
5月24日(土)に福井県県民ホールで開催される「立川談春 独演会 2025」。立川談春さんの落語は、笑いだけでなく、人の心の動きや温かさ、弱さまでを丁寧に描き出してくれるのが魅力です。17歳で伝説的な落語家・立川談志さんのもとで修業を重ね、2024年に芸歴40周年を迎え、2025年には文化庁の「第75回(令和6年)芸術選奨 文部科学大臣賞(大衆芸能部門)」を受賞。その芸の力が改めて高く評価されています。
独演会は、一人の落語家さんが何席かの噺を披露する公演で、立川談春さんの独演会では、古典落語の名作をじっくり味わうことができます。また、噺の前に語られる“まくら”と呼ばれる導入部分では、噺の背景や現代とのつながりをやさしく、時にユーモラスに話してくれるので、落語が初めてでも安心して楽しむことができます。落語好きな人はもちろん、「ちょっと気になるな」という人も、この機会に足を運んでみてはいかがでしょうか。
PROFILE
立川談春(たてかわ・だんしゅん)/1966年、東京都生まれ。1984年、17歳で立川談志に入門。1988年、二ツ目昇進。1997年、真打昇進。2014~15年、落語家三十周年記念落語会「もとのその一」で日本全国を周る。2008年、エッセイ『赤めだか』にて第24回講談社エッセイ賞受賞。2022年に従来の芝浜の展開を大胆に変え、「今までの芝浜、これからの芝浜」と題して女性である主人公の女房に着目した語りを生み出した。近年は、テレビドラマや映画にも多数出演。俳優として活躍中。
立川談春 独演会 2025
【日程】2025/5/24(土)
【会場】福井県県民ホール(福井県福井市手寄1-4-1 アオッサ8F)
【時間】開場12:30 開演13:00
【料金】全席指定4500円 ※未就学児は入場不可
【プレイガイド】ホクチケドットコム ローソンチケット チケットぴあ イープラス
【問い合わせ】サンライズプロモーション北陸(025-246-3939) ※火~金曜 12:00~16:00、土曜 10:00~15:00
※演目に入りました後のご入場はできませんので、予めご了承ください。
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