【川上なな実のYellTalk】

川上なな実のYellTalk|世の中の当たり前がそうじゃない時代に ~アンコンシャスバイアス~

2025/06/01

最近いいことがあったのよ!
私の青春が帰ってきた!!

10代にハマりにハマっていたバンドが活動再開したの~♪
「SHAKALABBITS」
早速ツアーがあるみたいで息子くん預けてでも行かせてもらいますよ!
久しぶりに曲聞いてみたらほっとんど歌詞覚えてて歌えるんだよね!

文化祭で披露したし(笑)

ガッツリ歌詞覚えて全曲歌い込んだアーティストってSHAKALABBITSくらいだったから
育児のフラストレーションを溜めた私には最高のネタで(笑)

洗濯物しながら爆唱♪
夜ご飯作りながら爆唱♪

私のストレス発散法って大きな声出すことだったんだって気づきました!

そういえば10代の頃は毎週のようにカラオケに行って踊り狂っていたので私にはコレが必要なんだと(笑)

気づかせてくれてありがとう!

あと、10代の頃って歌詞より曲調が好きで聞いてたからアラサーになってSHAKALABBITS聞くと哲学的で自分の理解力が上がってて感動したよね!
このタイミングで活動再開してくれて本当にありがとう!

妻としてでなく、母としてでなく、
”私”でいれる時間!←ここ重要!
妻や母といった肩書きが窮屈に感じる時があるんですよ。

と言うよりかは私の場合まだ慣れないその肩書きというプレッシャーに押しつぶされそうになるみたいな感じかも知れないです。
こんなこと言ったら『何をそんな贅沢言ってるの!?』と怒る人がいるかもしれませんが
今回はこの”肩書き”に縛られすぎる無意識に偏った考え方について話していきたいと思います。

結論から言うと無意識に偏った考え方があると自分を傷つけて苦しめていたり、可能性を無くしていたりすると言うことなんです。
それはもちろん自分だけではなくまわりにも影響しているかもしれないとお話をしていきます。

この無意識の偏りを
「アンコンシャス・バイアス」
と言います。

これは現代の性教育から学べる内容の一つでもあって、
以前にもこの投稿で「乳幼児期からの性教育~NOと言えること~」で”包括的性教育”のことに少し触れました。
今回の「アンコンシャスバイアス=無意識の思い込みや偏見」も”包括的性教育”を学ぶ上で大切なものになってきます。

「アンコンシャスバイアス」の具体例で言うと

・血液型を聞くと、とっさに”こんな性格”だと思う→本当にそうかな?血液型と性格は関係ないかも?
・「普通は」「当たり前」って言葉使ってない?→そんなもの存在するのかな?
・赤いランドセルは女の子のものだと思う→もしかしたら違うかもよ?
・「家事育児もっと手伝おうか?」と言われた→パパが言ったと思ったかな?あと自分たちの家の事だったら「手伝う」では決して対等な関係ではないよね?この場合「分担しよう」がいいのかな。

これ以外にも私たちの中には無意識の考えの偏りが存在しているかも知れません。
でもアンコンシャスバイアスが自分の中にあっても決して悪いことではないんです。
と言うよりしょうがないことなのかなと…

それは何百年、何千年も前から世の中で”当たり前”という価値観が定着されているからこそ現在ものすごいスピードで多様性について考えるようになり世の中は変わろうとしていて人それぞれの認識や温度感が違ってきてるんですよね。

私も最近まで『なんとなくTVや世の中がダイバシティの風潮に変わってきて”外人”って言葉は使っちゃいけないんだ~』くらいの認識で根本の目的までちゃんと理解できていませんでした。
あとは『AVでコンプライアンスってどゆこと?』と現役の頃思っていました。

偏った環境にずっと身を置いていたので当時の私のアンコンシャスバイアスは拡大していてある時自分が世間で矛盾のアカをまとっているような気持ちになりずっと戸惑い混乱していました。
それがAVを引退してからいろんな国の人と関わる機会が増えてそこで差別的なことへの捉え方を聞いたり、被害者になって傷ついた経験を聞いたり、みんないろんな事情があって生きていると言うことを知ったんです。

そこで私のアンコンシャスバイアスが人を傷つけていたことがあったかも知れないと考えて怖くなりました。
人の無意識の偏りによってどんな問題が起きるかというのは想像の通り

・多様性を阻害する可能性がある
・ハラスメント行為につながることがある
・偏った思い込みに基づいて判断してしまうと、公正な判断ができなくなる

”自分自身では気付いていない”ものの見方やとらえ方の歪みや偏りが、その人の過去の経験や知識、価値観、信念によって認識や判断を自動的に行い、発言や行動に影響を与えていくんです。

今までは人前でよく言葉を発する立ち位置だったのでこれを知ってギョッとしたのと現在、自分のドキュメンタリー映画を編集中で撮影素材にあった自分の話し方に唖然としたんです(笑)

リスペクトの”リ”のカケラも無いなと…
途方に暮れました(笑)
って言うのは大袈裟かな!?笑

でも後戻りはできないのでね。

自分の今までの矛盾のアカを一つ一つ解いていって
自分の心と体そして相手の双方をリスペクトして”もっと優しくなれたら”と強く思います。

また新たに失敗していい!
本心では”恥ずい”けどそこすらもまわりは”好意的に思ってくれているはず。”

ここでちょっと余談ですが
私「自分が思ってるほど自分の”恥ずい”と思う事はまわりは何とも思ってないから」って言葉が好きじゃなくて、、

これよく言われるんですけどね(笑)
だから私流で”まわりは好意的に思ってくれる”って言ってみました(そんなのどうでもいいか!笑)

「アンコンシャスバイアス」の話に戻しまして!

「コンプライアンス?そんなの知らね~!」って言うごく一部の人いるじゃん!?

なんで必要なのか目的が明確じゃ無いからなんだよね。
それか悲しい事だけど自分だけが幸せなら良しな人だね…

現代の多様性の変化が進むことで今まで生きづらくて隠れていた人たちがありのままに息をして生活を送ることができるんだよね。

具体的にどんな人たちの事を言っているのかというと性的マイノリティな方達やあらゆる人種、障害を持っている方達などなど…


そして少しだけ耳を傾けて欲しいのがAVのお仕事をしている人達と引退したAV女優に関しても私の中ではマイノリティに生きる人達だと思っています。
引退して隠して生活している人がほとんどですしね。


自分に「アンコンシャスバイアス」が存在していると言うことを認識するだけで変わってくるんです。

是非ともみなさん”自分を知る活”してみてほしいなぁ~♪
自分の性格の癖を知って気をつけていくところからまず始めてみない~?

あとおまけで
私の性格の癖は、PMSで毎月陥ってしまう思考なんですが「周りの人が自分を嫌っている」と思い込むこと

もちろんこれは「バイアス」だよね!

(「バイアスってる~」とかこれからの流行語にしたいくらいだわ!笑)

そして「自分にはできない」と思い込むことこれもかなり「バイアスってる」んです!笑

自分一人で自分の可能性を小さくしないで!
可能性は無限大よ!

おしまい

しばらく風邪引いてない記録伸ばしてるひょ♪ 嬉しい~!



川上なな実
1990年福井県生まれ。バラエティアイドルグループ恵比寿マスカッツで2022年解散。AV女優業とストリッパーとしても活動。同年現役引退し、俳優業に専念することを発表。主な出演映画やドラマは「下衆の愛」「全裸監督」「東京の恋人」など。
川上なな実オフィシャルサイト Instagram X







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