2026/05/15

福井ブローウィンズは5月12日、ライアン・ケリー選手の現役引退記者会見を行った。アメリカ・デューク大学出身のケリー選手は、NBAで4シーズンにわたりプレー。その後、スペインリーグを経て2018年に来日し、サンロッカーズ渋谷、福井ブローウィンズでBリーグ通算8シーズンを戦った。
ケリー選手は2024-25シーズンから福井に加入。今シーズンはB2優勝を目標に掲げて戦ったが、5月4日に行われた「りそなグループ B2 PLAYOFFS QUARTERFINALS 2025-26」で敗退が決定。シーズン終了とともに、プロバスケットボール選手としてのキャリアに区切りをつけた。

会見の冒頭、ケリー選手は「福井でバスケットボール選手としての時間を共有できたことは本当に素晴らしく、自分にとって特別なものになった」と語り、福井ブローウィンズというクラブと仲間、そして福井のファンと共有した日々を振り返った。
今回の会見で特に語られたのが、引退を決断した理由だった。ケリー選手は、家族と何度も話し合い、真剣に悩んだ末の決断だったと明かした。
理由のひとつは、「選手としていい状態で引退したい」という思いだった。能力が大きく落ちていく段階ではなく、健康で、まだ良い状態にあるうちにキャリアを終えたいという考えがあったという。
Bリーグはレギュラーシーズンだけでも50試合以上を戦い、さらに短期決戦となるプレーオフも戦い抜かなければいけないハードな環境。自身もこれまで怪我に悩まされたシーズンがあったことから、健康な状態で引退することの大切さを感じていた。

もうひとつの大きな理由は、家族の存在だった。プロ選手として世界中を移動しながらキャリアを続ける中で、家族や子どもたちは常にケリー選手を支えてきた。ケリー選手は「これまでは家族が僕のためについてきてくれた。次は自分が家族をサポートしたい」と話し、これからは家族のためにより多くの時間を使いたいと語った。
また、長男が将来の夢としてバスケットボール選手を目指していることにも触れ、「彼の夢の手助けを少しずつやっていきたい」と父親としての思いもにじませた。プロ選手として自分の姿を子どもに見せることも、ケリー選手にとって大きな目標のひとつだったという。その機会を福井ブローウィンズで叶えられたことに、クラブ関係者への感謝も述べた。
最後の試合となったプレーオフの信州ブレイブウォリアーズ戦については、「悲しさ、悔しさ、申し訳なさが沸き上がった瞬間だった」と振り返った。残り7秒でリードし、勝利をつかみかけた試合を落とした悔しさ。家族が見守る中でシーズンが終わり、アメリカへ帰る準備をしなければならない現実。そのすべてが重なり、感情が大きく揺れたという。

一方で、福井でプレーした2シーズンについて「最高の時間であり、光栄な時間だった」と強調した。長い歴史を持つサンロッカーズ渋谷から、比較的若いクラブである福井ブローウィンズへ移籍した経験は、ケリー選手にとって特別なものだったという。
「福井のファンの成長、街の成長、組織の成長というのは本当に著しく、若いクラブが成長していく過程を経験できたことは特別だった」とし、ブローウィンズを支えるファンの熱量にも感謝を口にした。「勝った後の皆さんの幸せな笑顔からエナジーをもらった。その笑顔は特別なものになった」。
福井で刻まれた時間は、ケリー選手にとっても、福井ブローウィンズのファンにとっても、忘れられない記憶として残る。
【ライアン・ケリー選手の引退記念グッズを販売】
(福井ブローウィンズ オフィシャルオンラインストア)
オフィシャルオンラインストア
(販売期間)
2026年5月12日(火)18時~5月24日(日)23時59分
(発送時期)
2026年6月下旬~7月上旬頃にお届け予定
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