2019/12/05
12月1日、坂井市で「梅鉄会」が「UDCS(アーバンデザインセンター坂井)」で開催した「鉄道模型走行会」にお邪魔してきました!他とは一線を画す、ちょっと変わって(⁈)おもしろい「梅鉄会」ならではの鉄道模型走行とはいかに⁈ 今回のイベントは坂井市がUDCSを何か活用できないか、ということから「梅鉄会」の代表・伊藤さんに依頼があって開催されたもの。
施設内の8畳×2部屋にビッシリとレールが敷かれ複数の車両が走っていた。畳の上で寝そべりながら、すきな車両の走る姿を眺められる。えち鉄、福井鉄道、JR北陸本線521系、雷鳥、かがやき、北陸で活動する電車から関西、関東の私鉄まで実に豊富。今回のイベントではすべてNゲージの車両だ(イベントによりHOゲージが走るときも)。
そして、今回のイベントを記載した「梅鉄会」とは何ぞ? 元は代表の伊藤さんが、関西大学、立命館大学などの鉄道好きが集まった関西学鉄連に入ったことが始まり。その後大学のOB会として活動し、県外でも組めないかと考え、福井で「梅鉄会」を発足。この名は伊藤さんの私的サークルとしての名前である。
そんな伊藤さんは「梅鉄会」以外も個人で各地に鉄道模型を走らせている。時にはチベットの山頂、高度1万mの機内、デンマークの寝台列車内など…。鉄道模型を「アウトドアだ!」と語る伊藤さん(もちろん、モラルの範囲内、許可を守り行っております)。場所さえあればどこでも走行会を開くできることが鉄道模型の良さでもある。
普通の感覚では「そんなところ、ありえへんわぁ」だが、海外では日本より鉄道模型が盛んでありベタだという。鉄道模型は海外では「紳士の遊び」なのだ。
今回のイベントでは8畳×2部屋の広さだったが、最小では1畳からでも可能だという(狭すぎるとカーブが急になり脱線する恐れも)。そして「梅鉄会」といては全長約50mの大広間や、駅の構内での走行会を行ったことも。まさに場所や広さを問わないのが鉄道模型の魅力だ。
しかし、規模を大きくするといってもその分、レールだけでもコストがかかる。…が、伊藤さん(「梅鉄会」)では約80畳分までは個人で対応可能だという。なんと個人でレール約1㎞、Nゲージ約2100車両、HOゲージは約300車両を所有。値段にすれば新車が買える値段だ。鉄道模型の投資額も恐ろしい…。愛ですよ、愛。
また伊藤さん(「梅鉄会」)が行う走行会は、他とは一線を画すところが。Nゲージなど、鉄道模型を楽しむ方は、ジオラマなどをセットし「リアリティの再現」求める方が多い。しかし、伊藤さんは、「好きな車両を、好きな形で走らせる」。リアリティより好きに車両を走らせコースをレイアウトする。 まず、16両編成のえち鉄車両なんてまずないですからね!(どれだけ踏切町が長くなるやら)。そして、脱線ギリギリのSカーブや2~5階建て構想の立体交差(普通は2階建てまで)。
普通ならまず見られない、鉄道の景色が作ることができる、というのも鉄道模型ならでは良さという。そんな独特で自由なレイアウトだが、これも受けてか、「梅鉄会」は鉄道模型のイベントには引っ張りだこ。次回はクリスマスに神戸の鉄道会社より依頼を請け、駅構内での「鉄道模型運転会」が決まっている。
自由過ぎて楽しい「梅鉄会」の鉄道模型走行会。一度ご覧になってはいかが。他県でのイベントは遠いですが、次回はまた福井県内で行われる事があるかも。また見る側ではなく、鉄道模型が好きでは走らせる側になりたい!という方はぜひご連絡を。 (日々ウララ編集部・坂本)
梅鉄会(関西学鉄連OB会 福井事務局)
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