【かずのすけの美容塾】

教えて! かずのすけ先生! 肌が弱い“敏感肌”の人向けの スキンケアの基本が知りたい!

2020/01/11

Q:「敏感肌」の人向けのスキンケアの基本が知りたい!

イラスト/サキザキ ナリ

実は『敏感肌』というのは化粧品業界特有の業界用語であり、医学的な定義は存在しません。ただ、肌の強さは人それぞれ千差万別で、中には肌がとても強い人から肌がとても弱い人がいます。敏感肌はそのうちの後者のグループのことだと僕は考えていて、また中にはもともとは肌が弱いわけではなかったのに、誤ったスキンケアの仕方などで敏感肌になってしまっている場合もあります。さらに、敏感肌にも色々特性があり、例えば非常に乾燥しやすく常に肌が炎症を起こしてしまっているタイプの方や、乾燥はあまりしない一方でニキビや吹き出物がとにかくできやすいなどもあり、これらはいずれも敏感肌ではありますが、共通する面はあるもののケアの仕方は全く同じではありません。「自分がどのような肌質なのか?」を把握しておくのも敏感肌のスキンケアにはとても大切です。

さて、肝心のスキンケアの基本についてですが、敏感肌ケアに最も重要なのは「とにかく刺激を避ける」ということです。刺激を受けると肌が炎症を起こし、ターンオーバーを早めることで角層の水分保持力が落ちて乾燥しますし、ターンオーバー促進で毛穴が詰まるとニキビができやすくなるなど、肌の刺激は全てにおいて肌トラブルの元です。敏感肌はそういった刺激に反応しやすいため、肌が強い人に比べてより一層刺激の蓄積に注意しなければなりません。

特に敏感肌が最も刺激を受けやすいのが「洗顔」や「クレンジング」です。洗浄剤はどれだけ低刺激な成分でも少なからずは肌のバリア成分を除去してしまうため刺激の一因となります。この「洗顔やクレンジングでの刺激を如何に小さく抑えるか」が敏感肌ケアの『肝』と言っても過言ではありません。

クレンジングは摩擦を極力抑えられるクリームタイプのものや乾燥しにくい植物油脂(アルガンオイルやマカデミアナッツ油、オリーブ油、馬油など動植物由来のオイル)を主成分にしたオイルタイプのものがオススメで、対して拭き取り系やリキッド系は摩擦が強く、鉱物油(ミネラルオイル)等を主成分としたオイル系は乾燥しやすいものが多いので注意です。洗顔料にはアミノ酸系のマイルドなものを選び、洗浄力が高めの石鹸等を使う場合は、泡のみを纏わせ20秒程度で流すごく短時間の洗顔を心がけます。

スキンケアはあれこれ不要なものを使わないシンプルケアを基本に行います。使用する保湿アイテムは1~2品を目安とし、乾燥が気になる場合は油分のケアも必要ですが、ニキビ等ができやすい場合は乳液やクリームは控えるなどお肌に合ったアイテムを選ぶ必要があります。スキンケアの際にお肌をゴシゴシ擦ったり、パッティングなどで叩いたりするのももちろんお肌の刺激の元になるので、お肌は常に優しく扱いましょう。

かずのすけ
美容化学者。横浜国立大学大学院修了。化学で美容を解説するブログが人気で月間500万PV、Twitterフォロワー6万人超。著書は『オトナ女子のための美肌図鑑』(ワニブックス)、最新刊『美肌成分事典』(主婦の友社)ほか9冊。坂井市丸岡町出身。本名:西 一総(かずさ)
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#美容#連載

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