【東京で出会います。】

「学びの環境を提供し続ける」|小原涼の東京で出会います。

2020/05/18

新型感染症の影響で最近ビデオ会議やウェビナーと呼ばれるオンラインでのイベントが急増しています。僕は小学生のころからSkypeなどに触れ、中学高校時代はLINEやFacebookと共に育ち、普段もおおよそ7割近くのミーティングをオンラインで行っているので幸いにも今回の件で大きく生活が変化したということはあまりありません。外に出なくなったことくらいでしょうか。

先日、地域密着型探究学習プログラム「BEAU LABO」の1期生の高校生たちによる活動報告会がオンラインで開催され、無事BEAU LABO 1期目を終えることができました。

もともと僕たちが取り組んでいる教育は、簡単に説明すると教師から生徒による知識の伝搬ではなく、地域社会などのコミュニティに自ら参加し主体的に活動すること自体が学びであるという正統的周辺参加論が基礎となっています。高校生が地域社会に積極的に参加することができる環境をつくっているのですが、コロナ禍で地域社会でのオフラインの活動が厳しい状況となってしまいました。僕たちが主催しているいくつかのプログラムやイベントはキャンセルしましたが、1月にすでに始まっていた3か月間の探究学習プログラム「BEAU LABO」に参加して活動していた高校生の皆さんの活動報告会という場を中止にするわけにはいきません。

活動報告会をオンラインでの開催に変更しても、BEAU LABOの参加高校生たちにオフラインと同じくらいしっかりと学びを届けることができるように、BEAU LABOの事業統括しているBEAU理事の田川くんが中心となって企業・専門家のBEAUオフィシャルパートナーの方々や大学生スタッフの皆さんでオンラインでの学びの環境の構築に挑戦しました。

そして現在はその経験をもとにプログラムを完全にオンライン化した「BEAU LABO Online」というプログラムをリリースし、日々研究を進めています。

そういえば先日、「ホームスクーリング」(オンライン授業など自宅学習)を中心としたカリキュラムで教育を行っている高等学校の運営に携わっている知り合いの方たちとオンラインでお話したのですが、やはり最近問い合わせ数が増えているみたいです。また、身近なところでは高校二年生の友人も県内の全日制の高校から通信制に転校し、「福井県内外で夢のために活動したい」と聞いた一件もあり、今回のコロナ禍で一気に「ホームスクーリング」や場所にとらわれない学び方に対する考え方が変化したと実感しています。

コロナ禍で学力やIQなど、数値で測ることが可能ないわゆる「認知能力」と呼ばれる力に関してはオンライン授業などやAIドリル教材などで当分はオンラインによる提供が続くでしょう。しかし一方で、従来のテストでは測れない、近年そこそこ注目を浴びている「考える力」「人間性」「発想力」などの「非認知能力」を育むにはオンラインでどのような教育を提供するべきか。また、今回のコロナ禍後の「ニュー・ノーマル」では教育はどう変化するのか。教育の最前線で見届けたいものです。


小原涼(こはらりょう)
2000年9月19日生まれ。株式会社RUProduction 代表取締役社長兼CEO。デザイナー。北陸高校二年生の時にファッションに特化したインフルエンサーマーケティング事業とデザイン事業を行なう『株式会社RUProduction』を設立。
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