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2020/10/08
世界最古の恋愛小説「源氏物語」の作者・紫式部や、“子どもの幸せと平和”を生涯のテーマに創作活動を続けた画家/絵本作家・いわさきちひろさん。1980年代に短歌ブームを巻き起こした「サラダ記念日」の作者・俵万智さんのゆかりの地、福井県越前市武生。
今回の主人公である、絵本作家/児童文学者のかこさとしさんも、幼少期をこの街で過ごした、武生とゆかりのある作家のおひとりです。8歳まで過ごした武生での日々がすべての源にあると、インタビューで語っているかこさん。その体験が初版から50年近くたった今でも愛され続ける「からすのパンやさん」や「だるまちゃん」シリーズなど、多くの名作を生み出したのでしょう。
コロナ禍で県外への旅行が敬遠されるこの頃、地元や周辺地域へ旅する「マイクロツーリズム」が今、密かにブームです。これを機会にかこさんが幼少期に見た風景やゆかりのスポットをのんびり散策。より、旅行気分を味わいたい人は、車ではなく、JRや福井鉄道を利用するのがおススメですよ。
\ かこさとしさんを知ろう! /
写真提供/加古総合研究所
1926年、福井県武生市(現・越前市)生まれ。小学2年生までを武生で過ごす。東京大学工学部卒業後、昭和電工に入社。研究所勤務のかたわら、セツルメント運動(労働者居住区で学生らが、お金ではなく保育や学習など、生活向上と自立のための支援をする社会事業のこと)や、人形劇、紙芝居などの児童会活動に参加。1959年、33歳で『だむのおじさんたち』(福音館書店)で絵本作家デビュー。「からすのパンやさん」や「だるまちゃん」シリーズなど、2018年、92歳でこの世を去るまで、500冊以上に及ぶ絵本や数多くの児童書を発表。
\市民バス“のろっさ”/
越前市では市民バス、「のろっさ」を運行!市街地を縦貫する便利なルートもあるのでぜひ利用してください。運が良ければ「からすのパンやさん」をラッピングしたバスに乗れるかも!
市民バス「のろっさ」
【料金】1回100円(小学生以下は無料)、一日乗り放題200円(車内販売)
【お問い合わせ】0778-22-3704(越前市役所 総合交通政策課)
【HP】あり ※時刻表、運行日などについてはHPをご確認ください。
\レンタサイクルもあります!/
自転車でさわやかな風を感じながら、かこさとしさんのふるさとを散策したい人にはレンタサイクルがぴったり!JR武生駅前センチュリープラザ1階にある観光・匠の技案内所では自転車の貸し出しを行なっています。
観光・匠の技案内所
【住所】福井県越前市府中1-2-3
【利用時間】9:00~17:00
※返却は17:00まで。天候や道路状況により貸出ができない場合があります
【利用料金】4時間 500円、8時間 1000円
【お問い合わせ】0778-24-0655(観光・匠の技案内所)
【HP】あり