【かずのすけの美容塾】
2021/06/17

Q:女性と同じではダメなの? メンズスキンケアのポイント

結論から言えば、女性と男性でスキンケアの方法や使用アイテムを大きく変える必要はなく、「女性だから」「男性だから」と大枠で区別してしまうと良いスキンケアができない1つの原因にもなります。
どういうことかというと、男女の肌質や皮脂量などは統計を取ると有意に女性の方が皮脂が少なく、男性の方が皮膚が厚い、などの違いがあると言われています。しかし、これはあくまで平均化した結果であり、実際には男性も女性も、その肌質は性別の違いよりも個人の体質等による違いの方が大きいのです。つまり、統計としては男性の方が油分が少なめのスキンケアをした方が良く、女性の方が乾燥対策を強めたスキンケアが適しているということになりますが、男性の中にも皮脂が少なく乾燥対策を強化した方が良い人もいれば、女性にも油分が合わない肌質の人は普通にいます。なので、結局のところ「合うスキンケアは人それぞれ」なので、男女の大きな区別で考えるよりも“あなた個人”の肌質に合う化粧品を探すのがベストです。
次に、メンズスキンケアの一番のポイントとしては「メンズスキンケア」として販売されている商品にばかり拘らないことだと思います。先程も申し上げたように、そもそもスキンケアはその人の肌質に合ったものを適切に選ぶのが最も肝心です。しかしメンズスキンケアとして提案されているものは、まさしく先程言った「さっぱり系」「油分が少ない」「スースーしている」「洗顔料はガッツリ系」などの典型的な男性用なものが多く、多様な肌質に見合った種類があるとは現在では全く言えない状況です。一方で、メンズ用ではない一般的なスキンケア製品はほぼすべての肌質に対応できるくらい多種多様にあるため、そこからメンズ向けに拘らず選んだ方がより良い製品に巡り会えます。
そもそも多くのスキンケアメーカーは自社商品を「女性向け」としては作っていません。特にそういう説明がない限り、男性が男性向けでない普通のスキンケア製品を使用しても全く問題ないのです。やはりスキンケアをするとしないでは加齢を重ねたときのお肌の衰え方が大きく違いますので、もしご主人や彼氏さんにスキンケアを勧める場合は、ご自分で利用して気に入っているものを一緒に使ってみるところから始めて、少しずつ好みの使用感などを探っていくと良いでしょう。

かずのすけ
美容化学者。横浜国立大学大学院修了。化学で美容を解説するブログが人気で月間500万PV、Twitterフォロワー14万人超。著書は『オトナ女子のための美肌図鑑』(ワニブックス)、最新刊『美肌成分事典』(主婦の友社)ほか9冊。坂井市丸岡町出身。本名:西 一総(かずさ)
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