2025/11/13
福井市出身、パリ在住の画家、五百崎智子(いおざき・ともこ)さんと、夫で画家のミッシェル・ジョンさんによる「パリの日仏夫婦画家 絵画展」が『大和屋ギャラリー』(福井市)で開かれています。3年ぶりの開催。11月16日(日)まで。

五百崎さんは、水彩画や版画、油絵、色鉛筆によるデッサンなど、さまざまな表現に意欲的に挑戦しながら制作活動を行っています。一方のミッシェルさんは、美しいパリの街並みを描いた風景画や日本の女性の美を表現した油絵などを展示。それぞれの造形的アプローチや表現の違いから、個性豊かな作品が会場を彩ります。


パリでの日常的な出来事からインスピレーションを得ながら、作品を制作している五百崎さん。今回も贈り物の花束や自宅で育つアジサイをモチーフとした作品や長女の肖像画、パリの街並みの抽象画、オランダ黄金時代と呼ばれる17世紀の絵画作品から着想を得た版画など、表現に対する貪欲的な姿勢を感じさせる作品が並びます。


ミッシェルさんのパリの風景画は、フランス人の視点から捉えた、現地の空気感や雰囲気が感じられる貴重な作品。「(パリという)ダイナミックな街の一日の終わりに訪れる静かな時間」を描いた「エッフェル塔とパリの屋根」など、光と時間の奥行きを感じさせる空間表現から臨場感を感じ取ることができます。また、来日する中で感じてきた日本人への印象を独自の色彩表現で描いた作品もあります。

パリの日仏夫婦画家 絵画展
【会期】11月7日(金)~16日(日)
【会場】大和屋ギャラリー 2F(福井県福井市羽水2-118)
【電話】0776-34-2124
【時間】10:00~18:00(最終日は17:00まで)
【料金】観覧無料
【休日】木曜
日々URALAからのお知らせをLINEで受け取れます!