日々URALA(ウララ)

月刊ウララ12月号特集『訪れて 愉しい 街とお店』まだまだ知らない“いいお店”をご紹介。

魅力的な街には素敵なお店がある。
そこには自然と人が集まり、会話が生まれ、そのにぎわいが地域に活気をもたらしてくれる。そんな場所は訪れた人にとってもきっと居心地が良くて、愉しい。
ニューオープンのお店から、常連客に愛され、顔なじみが集う地元の商店街のお店まで。まだまだ知らない“いいお店”を巡り歩いてみよう。

人と街とお店のカンケイ。

すでにカンケイづくりは始まっている。お店がある場所に人は集い、会話が生まれる。
そんなひとつひとつの小さなつながりがやがては街全体のにぎわいへとつながっていく。

来春オープン、
だけどファンづくりは始まっている。

カンケイ商店
素敵な出会いが地域のファンを育てる

絶賛、リノベーション中の「カンケイ商店」では地域のイベントなどに合わせてお店を出店。地域や人との関係づくりを進めている


人が行き交うエリアに新たなつながりの拠点を。

碁盤目状の町並みが広がる大野の城下町。市外や県外からも多くの人が訪れる街の中心に位置し、本町通りと七間通りが交差する“まちの起点”で、「カンケイ商店」という新しいつながりの拠点が誕生しようとしている。
現在、歴史ある建物を目下、リノベーション中で、一階部分には21年春、複合ショップが開業予定だ。
通りに面した場所にはドリンクスタンドがオープン予定で、まち歩き中の観光客がお店の人とちょっとしたやり取りを交わし、気軽にテイクアウトを楽しむ姿が目に浮かぶ。
さらに市内4蔵の地酒が飲み比べできる地酒バーや、少し奥まった場所にはイタリアンバル、一坪のチャレンジショップを構想中と、いろいろなつながりから形づくられるお店になる。
もっとも本来の開業がまだ先であるにも関わらず、すでにいろんな関係づくりがスタートしている点が実にユニークだ。毎週土曜の午前中に公開リノベーションを実施。地元の人から地元以外の人までいろいろな人が作業に参加し、「同じ釜の飯を食う」ような距離感の関係を築いてきた。
近くでイベントなどの催しが開かれた際にもドリンクスタンドなどをオープンさせて、まちのにぎわいや関係づくりに積極的に関わっている。




地コワ料理人のメンバー、永井杜弥さんがフード部門を担当。イタリアンバル「イチナナバル」の出店を計画中


プロセスにも人を巻き込みながら、開業に向かって進んでいく「カンケイ商店」の挑戦。このプロジェクトの発案者である中村和幸さんは「どうやって関係を築き、お店のファンになってもらうのか。それが今の時代はとても重要」と話し、土曜日は欠かさず足を運んで過ごしているという。
カンケイ商店の主要メンバーは中村さんを含めて5人。ウェブコンサルタントやデザイナー、設計士、元料理人、酒屋の主と本職も得意分野もさまざまなメンバーがゆるい中にも有機的につながり、プロジェクトを推進してきた。
「観光よりも地域により深く関わりたい人たちが訪れたり、滞在できたりする場所を作りたいね」。以前からメンバー間ではそんなやり取りを交わしていたという。
空き家となっていた理想的な建物との巡り合わせもまた、地元との関係性から生まれたものだという。

地域に開かれた一階部分には、複合ショップがオープン予定。「カンケイ商店」のオープンに向けた準備が着々と進行中

カンケイ商店
【住所】福井県大野市元町1-7
【HP】あり
【SNS】Facebook





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人と街とお店のカンケイ。

今年9月、越前海岸に出現したバナナジュース専門店。
産地や製法にもこだわった本格的な味わいが評判を呼び、にぎわいを生み出している。

試作を重ねてたどり着いた
本物志向のバナナジュース。

バナナボーイ
ちょっとトロピカルな越前海岸の専門店




話題のスポットが増えると、地域が元気になっていく。

「越前海岸に行けば楽しい時間が過ごせそう」。距離と時間を考えても、わくわく気分で車を走らせたくなる。バナナジュース専門店 『BananaBoy(バナナボーイ)』はそんなお店の一軒となっている。
このお店のオーナーは、同じ敷地内で『魚屋の喰い処 まつ田』を営む枩田卓也さん。「越前海岸盛り上げ隊」の副隊長も務めるほど、生まれ育った地元に愛情と情熱を注ぐ人物だ。
『バナナボーイ』でも、商売人、料理人としての本領を発揮し、週末になると行列ができるほどの話題のお店をプロデュースした。
最近、世間で話題のバナナジュースだが、アイデアのきっかけとなった出来事は三年前にまでさかのぼる。
「当時、カニのシーズンで食事休憩もままならないほど忙しく、厨房スタッフのまかない代わりに市場でバナナを買ったのが始まりでした。そのうちバナナに飽きて、バナナジュースを作り始めるようになり、本格的に試作を重ねるようになっていきました」と、枩田さんは振り返る。
「シンプルなのが一番難しい」(枩田さん)。バナナの産地や品種、完熟具合などを変えながら試作した回数は数知れず。「三種類ほど飲むと味がわからなくなる」と悪戦苦闘の日々を積み重ね、ついに理想の味とレシピが完成したという。
最終的に「熟するとハチミツのような甘さが生まれる」というエクアドル産のバナナを採用。本物の美味しさを追求しただけでなく、砂糖を一切使わず、健康志向のドリンクというのも売りの一つ。地元で働く人や地域のおばちゃんたちも店を訪れている。


オープン直後からの人気ぶりは予想を超えるものだったというが、これは思い描く構想の第一歩に過ぎない。
「アクセスが不便なエリアでも魅力的なコンテンツがあれば人は来てくれる。そういう場所を増やしていくことでつながりが生まれ、ファンやリピーターになってくれる人が出てくるでしょう。雇用の場をつくり、最終的には移住してくれる人が出てきてほしい」。
冬季はホットバナナジュースの提供を検討中。そのほかにも、越前海岸の海の幸を使った、ハンバーガーのテイクアウト店や、手打ちうどんを振る舞う飲食店など、すでに次の一手を構想中だという。




(バナナボーイ)
【住所】福井県福井市蒲生町16-7-1(魚屋の喰い処まつ田駐車場内)
【時間】10:00~17:00
【休日】無休
【駐車場】あり
【HP】あり
【SNS】Instagram


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盛り上げ隊アラカルト

今後の展開が大注目の「越前海岸盛り上げ隊」。
気になる話題をお届け。

「揺らめくクラゲが
越前海岸との懸け橋に」

クラゲbar
バー空間で揺らめくクラゲに癒されて


クラゲが誘客の切り札?!
越前海岸で水族館計画、進行中。

福井市の駅前エリアで今年1月から『クラゲbar』の営業を始めたのは、「越前海岸盛り上げ隊」のメンバーでもある田中俊之さん。カウンターに設置された水槽の中でゆらゆらと浮遊するクラゲたち。その姿に癒しを求めてお店を訪れる常連客の中には、20代の女性の姿も少なくないという。
オリジナルの「クラゲカクテル」も人気と、想定以上の手応えを感じている田中さん。海に面した越前海岸エリアでクラゲの水族館をオープンするという、次なる計画が進行中だ。
さらに8月にはクラゲグッズのオリジナルブランド「海月図鑑」を立ち上げ、クラゲをモチーフにしたアクセサリーなどの商品化も進めている。
田中さんは子供の頃から生き物が大好きで、福井市の中心市街地出身ながら、小学生の時の生き物観察会で越前海岸を訪れた思い出が残っているという。県内外の水族館で勤務後、福井市鮎川町でクラゲ専門店『Atolla(アトゥーラ)』を立ち上げるほど、生き物に精通した頼もしい存在だ。





クラゲbar
【住所】福井県福井市中央1-22-17 ニシワキビル2F
【電話】090-6536-8346
【時間】20:00~23:00
【休日】不定休(営業日はSNSで要確認)
【席数】15席
【駐車場】なし
【HP】あり
【SNS】Facebook Instagram


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