2021/08/12
父子2代にわたって、同じ東京・新橋の店で修業を積み、ツケ場では息の合った相棒ぶりを見せる『幸寿し』の長井輝雄さん・慎二さん親子。
食通からも評価の高い鮨店ではあるが、肩ひじを張る必要なまったくなく、初回ならまずはおまかせで一人前をにぎってもらおう。予算やお腹の満たされ具合と相談しながら好きなネタを追加したり、一品料理を足していくのが良い。
「おまかせ握り(8貫)」5500円は、地のものも取り入れながら、最盛期ならではの旨さを鮨で提供する。
手を加えすぎず、それでも旬の味をしっかりと感じてもらえることを大切に届ける。実際、一度食べてその味に感激し、何度も注文を繰り返すお客が少なくないという。ケースに美しく並べられた食材を眺めながら、追加で好みのネタを選ぶのも楽しい時間。
お酒を飲むお客には、季節の料理を取り合わせたお通しを出してくれるのだが、こちらは日本料理を学んだ二代目の慎二さんが担当している。
昭和43年創業、暖簾の先にある掘りごたつのカウンターは、長井輝雄さん・慎二さん親子と会話を楽しみながら鮨をつまむ特等席。
河和田塗りの寿司下駄に色とりどりの鮨が鮮やかに映え、見ているだけで心が躍る。素材は鮮度や質が良いのは当たり前。その時期、最も味が良いものを求めて、旬を追いかけながら仕入れるのがこだわりだ。
幸寿し
【住所】福井県福井市田原1-1-3
【電話】0776-23-8805
【時間】17:00〜22:30
【休日】木曜
【料金】予算(一人)11000円〜
【HP】あり
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