【冬になると逢いたくなる つるんと食感、水ようかん。】
2019/11/08
コレクションの中から、かなり分厚い箱を見つけました。

大野市で販売されている「丁稚ようかん」の箱です。とっても分厚いですが、大野ではこれが普通です。

大野市では水ようかんを丁稚ようかんと呼びますが、小浜市でも丁稚ようかんが販売されています。2つの市の共通点は“小京都”と言われていること。そのことが何か関係しているかもしれない、とマイクさんは推測します。
さらに面白いのが、同じ「丁稚ようかん」という名前なのに大野と小浜では見た目も味も全然違うものであるということ。大野では黒糖をたっぷり使っているのに対し、小浜では黒糖を使わず、小豆の味がしっかりする丁稚ようかんを作っています。さらに小浜の丁稚ようかんは紙箱ではなく、透明パックで販売されています。
マイクさんは、毎年、さまざまなお店の水ようかんを食べながら交流を図る文化サロンを行なっています。
マイクさんが定義する水ようかんは、
この4つのうち、3つ以上を満たすお店の水ようかんが会場に集まります。
この会は今までに7シーズン開催されており、1シーズン5回、計35回開かれています。1シーズンに5回も行なう理由は「文化には再現性が必要だから」。そして絶対にしてはいけないことは、水ようかんの味を批判すること。水ようかんを通した文化の共有や、楽しく会話することが目的のため、批判はルール違反です。

この会では毎回、マイクさんからの「お題」についてみんなで話し、最後に1人ずつ発表することがお決まりになっています。
特に印象的だったのは「水ようかんを一度に食べる量は?」というお題だった会。「私は水ようかんが大好きなので1箱全部食べます!」という方もいる中、「私は大家族だったので、1切れしか食べられませんでした」という方がいたそうです。
1人当たりの取り分が少ないのに、おばあちゃんが「私はもう食べたことにしとくで、その分あんたが食べね」と言って、自分の水ようかんを分けてくれたことがとてもうれしかった、というエピソードに会場中が温かい気持ちになったそうです。
この文化サロンは今年も開催予定。詳細はマイクさんのFacebookをチェックしてください。 また、過去の様子はマイクさんのHPで紹介されているので、こちらもチェックしてみてくださいね!
食べるだけではない水ようかんの楽しみ方を教えてくれたマイクさん。今年の冬は、今までとはちょっと違った目線で、水ようかんとその文化を楽しんでみたいですよね。

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