2020/03/11

福井県民のソウルフードであるソースカツ丼。またその代名詞となりつつある『ヨーロッパ軒』。福井市片町にある総本店からのれん分けを認められた分店第1号が『敦賀ヨーロッパ軒本店』だ。「味のお城」と親しまれる、この店のルーツは、創業者赤坂耕二氏の「敦賀に洋食文化を」という信条だ。
昭和14年に相生町に店を構えたが時代は戦争真っ只中。贅沢ができない暮らしの中でも赤坂氏は店を切り盛りし、肉が手に入らなければ近くの市場で手に入る魚に代え、工夫を凝らしてお客のおなかを満たした。そしてあらゆるメニューを考案し続け、この店が発祥の「スカロップ」や「パリ丼」などオリジナリティあふれる洋食メニューを生み出し、信条を貫き続けた。
現代、赤坂氏の長年の努力が実を結び、敦賀をはじめ嶺南の人々からは“洋食といえばヨーロッパ軒”と認知されるほどに成長を遂げた。洋食店として敦賀になくてはならないこの店には、赤坂氏の思い描いた“敦賀の洋食文化”への想いが今も深く息づいている。


敦賀ヨーロッパ軒 本店
【住所】福井県敦賀市相生町2-7
【電話】0770-22-1468
【時間】11:00〜14:00、16:30〜20:00
【休日】月・火曜
【席数】106席
【駐車場】30台
【HP】なし

博物館通りに面するこの店には、県内外からお客が買い求めるロールケーキがある。厚めのスポンジ生地にコクのあるバタークリームをはさんだ懐かしくも優しい味わいのこのケーキには不思議なパワーがあるのだという。
それは、「結婚式の引き出物にこのロールケーキを」という注文が始まりだった。「後日、“引き出物のロールケーキを食べたおかげで良いご縁があった”と女性から連絡があったんですよ」と、当時を振り返るのは店主の平山さん。不思議なことにその後も同じような報告が続いたという。その不思議な体験をしたお客のアドバイスもあり、「幸せのロールケーキ」と名付けると噂を聞きつけた人々訪れ、人気に火が着いた。
この人気に、「素人からケーキ作りを始めたお店だったので、驚きました」と、平山さん。その後も人気は絶えず、ここまで店を続けてられたのは、お客の意見に支えられてきたからだという。そんなたくさんの人たちに見守られてきた平山さんの作るケーキだからこそ幸せが宿り、良縁を運んでくるのかもしれない。


洋菓子工房 ひらやま
【住所】福井県敦賀市相生町13-6
【電話】0770-22-6006
【時間】10:00~19:00(売切次第終了)
【休日】不定休
【席数】7席
【駐車場】共用駐車場あり
【HP】なし

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