「天空の城」で一躍有名になった大野。歴史ある城下町には知る人ぞ知る名店や個性的な店がオープンしていたり、本当は秘密にしておきたい今の大野を紹介。

経ケ岳の噴火時に出来たとされる「山伏岩」は、周囲が林で覆われている。この林がまるで猫の顔のような形に見えることから地元の人々からは「猫島」という愛称で親しまれる。
大野市蕨生 ※国道158号線中休交差点から南
ひみつにしたい newスポット
ゴーロク文庫
コーヒーと本が紡ぐ人との出会い、穏やかな時間。
「本は、持ち主のアイデンティティの一部」と話す『モモンガコーヒー』店主の牧野さん。仲間内で開催した本の交換会を通じて本の魅力や人に紹介する楽しさに気づかされた経験から、空き店舗をリノベーションし、昨年末に『ゴーロク文庫』を開設した。
この文庫の特徴は、大野に縁がある人たちが“ぜひ他の人にも読んでもらいたい”と思う、とっておきの一冊にコメントを添えて紹介していること。しかし、ここはただの図書館ではない。
「貸出はしていないので、誰かの自慢の本をコーヒー片手にゆっくりと読んで共感できたら、本屋さんで購入して自分のものにして欲しいですね。そしてまたその本を誰かにおススメすることで、人と人が繋がっていけたら」と、“本と人”との出会いの場を目指す牧野さん。また「そこにコーヒーがあれば、それがコミュニケーションツールにもなる」と、語る。活字離れが叫ばれる現代で、大野に注目すべきカルチャースポットが登場し、そこで生まれる新たな出会いに期待が高まる。
ゴーロク文庫
【住所】福井県大野市元町8-17 中央共同ビル2F
【時間】10:00~19:00(土・日曜、祝日は〜18:00)
【休日】火曜、第3日曜
【料金】200円
【駐車場】あり
【HP】なし
【SNS】Facebook Instagram
※利用時は『モモンガコーヒー』にて受付
※利用者はコーヒーのテイクアウト100円引き
荒島旅舎(あらしまたびしゃ)
大野の日常を楽しむ、商店街のホステル。
「福井は何もない」とは、よく聞く言葉だが、“何もない”日常に着目してまちづくりを行なうのが『荒島社』だ。大野市で働く多種多様なメンバーが集い、今春五番商店街に中長期の滞在を目的としたホステルの開業を目指す。
「観光というよりは、この商店街の日常を暮らすように滞在してほしい」と、代表の川端さん。そこには派手な商業施設などはないかもしれないが、地元の商店街やそこで暮らす人々との繋がりを実際に肌で感じることで、大野の魅力を再発掘する“新たな旅”を経験できるはずだ。
荒島旅舎(あらしまたびしゃ)
【住所】福井県大野市元町8-17
【Email】arashimahostel@gmail.com
【駐車場】なし
【HP】あり
【SNS】Facebook Instagram
古民家レストラン 茶屋おがまち
古くて新しい大野に出会える粋な古民家レストラン。
碁盤の目状に通りが配された大野市街地の最南端は、かつて大工が多く住み、のこぎりを扱う職人が多かったことから「大鋸町(おがまち)」と呼ばれていた。そんな歴史ある通りにオープンした『茶屋おがまち』は、古民家を改装し、和食をベースに洋のエッセンスを取り入れた美味が味わえる粋な空間。地元食材を使った食事メニューのほか、中庭では喫茶も楽しめる。贅沢な味と空間を堪能しよう。
古民家レストラン 茶屋おがまち
【住所】福井県大野市明倫町6-29
【電話】0779-66-1238
【時間】11:00~21:00(14:30~17:00喫茶のみ営業)
【休日】月曜(祝日の場合は翌日)
【駐車場】あり
【HP】なし
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隠れた絶景スポット。
阪谷の田んぼの水鏡
大野市阪谷エリアでは田んぼに張った水が鏡のように風景を映し出し、普段とは違う別世界にいるような情景が楽しめる。また昼間と夕方でも表情を変える田んぼの水鏡はこの季節だけの絶景だ。
阪谷の田んぼの水鏡
【住所】福井県大野市蓑道1-4周辺
シバザクラと星空
“花の絨毯”と呼ばれるシバザクラが町のいたるところに広がる。昼には華やかに町を彩るが、夜になれば美しく煌めく星空を背景にシバザクラが幻想的な雰囲気に変わり、辺りを包み込む。
シバザクラと星空
【住所】福井県大野市鍬掛 ショッピングモールVio周辺
星空ハンモック
日本一綺麗な星空に選ばれたこともある大野。中でも六呂師高原は期間限定でハンモックに揺られながら星空観察を堪能できる絶景スポット。のんびりとロマンティックな夜空を味わいに行こう。
ミルク工房越前 六呂師高原の時計台
【住所】福井県大野市南六呂師169字東上谷野 六呂師高原内
【電話】0779-67-1166
武家屋敷旧田村家
大野藩の家老であった田村又左衛門の屋敷を解体・復元した武家屋敷では季節限定で風車棚が設置される。色鮮やかな風車と共に趣きある空間を満喫しよう。
武家屋敷旧田村家
【住所】福井県大野市城町7-12
【電話】0779-65-6212
【時間】9:00~16:00(日曜、祝日は17:00まで)
【定休日】年末年始
【料金】大人300円、中学生以下無料
武家屋敷旧田村家
幕末期の大野藩で活躍した家老・内山良休、隆佐兄弟の屋敷跡。屋敷の離れには城見窓付きの夏障子があり、庭園を眺めながらお茶も楽しめる。
武家屋敷旧内山家
【住所】福井県大野市城町10-7
【電話】0779-65-6122
【時間】9:00~16:00(日曜、祝日は17:00まで)
【定休日】年末年始
【料金】大人300円、中学生以下無料 ※お茶席300円(4、5、9、10月の土・日曜、祝日の13:00~15:00のみ)
黒谷観音と防雪壁
807年建立と伝わる古刹は本尊の十一面観音が33年に一度だけ開帳される。その付近には雪崩防護のために作られた巨大な壁がそびえ立ち、高さ15.5m、全長300mにもおよぶ。まるで映画の世界に入り込んだような圧巻の風景を体感してみて。
黒谷観音と防雪壁
【住所】福井県大野市下黒谷18-52
【電話】0779-66-0325
越前大野城
「天空の城」として知られる古城は、金森長近により築城され440年を迎える。限定の御朱印など今だけの楽しみを要チェック。
越前大野城
【住所】福井県大野市城町3-109
【電話】0779-66-1111(大野市観光振興室)
【時間】9:00~17:00(10月・11月は〜16:00)
【定休日】12/1~3/31
【料金】大人300円、中学生以下無料
大野市内をぐるり。
「大野まちつむぎ~てぬぐい散歩~」
手ぬぐいをスタンプカードに見立てた、スタンプラリーが楽しめる。見た目もかわいいオリジナルデザインの手ぬぐいは町歩きのお供に使うも良し、お土産にするのも良し。大野市内を周遊しながらスタンプをコンプリートしよう。
【問合せ】大野市観光協会 大野市元町10-23
【電話】0779-65-5521
【時間】8:30~17:00
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