月刊ウララ8月号特集『街はどうなってどう変わる?』新しい生活が動き出す

2020/08/08

新しい生活と価値観を取り入れる
福井のみんな、これからどうしてく?

仕事も生活も、家を飛び出した瞬間、世界は変わった。この街も変わっていく。その変化を受け入れることが大事。

たくさんの人々に応援を受け、ライブハウスに再び活気を。
ライブハウス

およそ3カ月ぶりに県内のアーティストによるライブが老舗ライブハウス『福井CHOP』で開催された。観客は十分な間隔を取って椅子に座って鑑賞。それぞれが音楽に合わせ体を揺らし聞き入っていた。やっと、福井のミュージックフリークたちに活気が戻り始めている。

パンデミックになる以前から主要都市を中心に一部で感染者を出してしまったライブハウスでは、全国で開催予定だったライブが軒並み中止もしくは延期となり、福井のライブハウスも例外なく営業自粛を余儀なくされた。

店長の塚谷さんは、「たくさんの方から“必ずまた遊びに行きます”という声を聞いて励まされました」と、話す。そんな中、全国のライブハウスを支援する活動が広まり、県内や県外のアーティストからだけではなく個人からの支援も受け、スカダンスなどの踊りは禁止など、拡散防止のガイドラインを設定し、ライブハウスの再開にこぎ着けたという。

「今回の自粛期間で新しい可能性や方向性を見出したアーティストもいると思うので、今までとは違うエンターテインメントをお届けできれば」と、塚谷さん。当面の間は県内のアーティストのみでのライブを行なう予定だが、今後はライブの動画配信なども計画しているという。自粛ムードがもたらしたのは、これまでとは違うライブの楽しみ方。県内ミュージックシーンのすそ野を広げそうな取り組みに注目だ。

福井CHOP(チョップ)
【住所】福井県福井市花堂東1-18-6
【電話】0776-34-3558
【時間】営業時間は要問合せ
【休日】月曜
【席数】40席
【駐車場】あり
【HP】あり


コロナ渦で生まれ変わった専門店に注目。
飲食業界

外出自粛期間中にテイクアウトの需要が高まり、この福井でも『おうちdeレストラン』が立ち上がり、かなりの需要促進につながった。その動きにいち早く着目して店の形態を変えたのが呉服町商店街にある『flatkitchen』だ。カフェバーの営業から昼間の営業に切り替え、さらには東南アジア料理である「カオマンガイ」のテイクアウトも行なう店へと生まれ変わった。「店を変えてみて学ぶことのほうが多かったですね」と、話すのは店主の道坂皓彦さん。

この店では昼間に別の飲食店に場所の提供も行なっており、その仲間たちと肩を並べて店に立つことで、新たなメニューを開発するなど、コラボレーションする“おもしろさ”に気づけたという。「不安はあるけれど長い目で見れば、チャレンジできることはまだたくさんある」と、画策中の道坂さん。暗いムードの世の中とは打って変わって前向きに新たな可能性に向け、手探りながらも進むこの店の今後に期待が高まる。

ナイスカオマンガイ フラットキッチン
【住所】福井県福井市順化2-16-14
【電話】0776-97-5004
【時間】12:00〜19:00
【休日】金・土曜〜22:00
【席数】40席
【駐車場】なし
【HP】なし
【SNS】Instagram


そもそも密閉空間ではない映画館、今だからゆっくり楽しめるかも!?
映画館

娯楽エンターテインメントの代表格である映画。自粛期間中は自宅のテレビで映画を堪能したという人も多いのではないだろうか。それでも映画館での大画面と大迫力の音響の中で観る楽しみには到底及ばず、逆に恋しくなったという人もいるだろう。

約50%の客入りを行ない、座席は前後・左右をズラして販売するなど、感染防止のため、できる限りのことは行なっているが、実は、映画館はそもそも密閉空間ではない、と話すのは『テアトルサンク』支配人の酒井さん。「映画館を建設する中で各スクリーンの部屋に大きなエアコンを設置するのですが、それと同時に大きな換気設備も導入しているんです。エアコンを効かせながら換気もしっかり行なっているので、映画館自体はそもそも密閉空間にはなっていないのです。そして、鑑賞が目的ですから基本的には声を出したりしないですし、スクリーンの方向を見ているだけですから飛沫の心配も少ないと思います」。

公開延期になる作品もある中で、名作のリバイバル上映は映画の醍醐味を再認識させてくれる。密でない空間で密を避けた座席の配置なら安全・安心度は高い。ゆっくり鑑賞できる“おひとりさま映画”がトレンドになるかも。


オンラインと仕事のあり方。福井にいながら世界で働く!
テレワーク

家にいながらオンラインで仕事、オンラインでミーティング、オンラインで飲み会……etc。接触を避けるためにこれほど急速に生活がオンライン化するとは誰も想像していなかったはず。自粛ムードも明け始めている中、この波は今や生活の一部になった。もう元には戻れないだろう。わざわざ出張して打ち合わせすることも必要なくなり、県内においても営業するにしてもオンラインミーティングツールなどで顔を見ながらすることだって、当たり前のものになっている。

となると、移動時間の短縮により、これまでの時間の使い方も大きく変わった。仕事の量と質がかなり変わった人もいるだろう。仕事の内容が変わらなければ、オンラインで繋がってさえいればどこにいたってできる。ノマドワーカー、アドレスホッパー、場所が気に入れば県外の人は福井に移住して東京の仕事だってできるはず。

『山原治税理士事務所』の山原治さんもそう感じた一人。「2年前から外国の方が日本法人を設立するなど、外国人のクライアントも増加しています。ネット環境の変化により、場所が離れていても取引は可能になっています。昔は相続人が都会にいると書類の受け渡しなど面倒だったのでお断りしていましたが、今はzoomで対応しています。お客様の守秘義務などセキュリティの問題は解決が必要ではありますが、今回メールやzoomでの打ち合わせも可能であったことから、広い視野で考えると自分の仕事の範囲が福井に限らず国内・海外でも対応可能になる、と思いました」。

そう、新しい仕事のあり方には広い視野が必要だ。これまでの視点からちょっと「ずらし」てみるだけで、レッドオーシャンからブルーオーシャンが広がっているのだ。

山原治税理士事務所
【住所】福井県福井市松本4-2-4
【電話】0776-21-2470
【時間】8:30~17:00
【HP】あり

月刊ウララ8月号(582円+税)は『真夏に恋しくなる、おとなのアイスコーヒー。』。また今、気になる場所・ヒト・コトをご紹介する『What’s Hot』もお見逃しなく。書店、コンビニ、通信販売で好評発売中です。ぜひご覧ください。



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#地域ニュース#月刊ウララ

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