【麺 to the future|宗近製麺】
2021/04/07
- 激増の背景には、どのような対策があったのでしょうか?
笹川 自社サイトとポータルサイト、「同じネット上だから、同じ商品(写真)を掲載すればいい」ではないんです。
宗近 ポータルサイトでは、自社サイトとは見え方も商品構成もまったく違う。まさに、ゼロからの企画と考えなければならないことを学びました。
笹川 ポータルサイトをご覧になる方は、お得感があり、「一度購入してみようかなぁ」という“つまみ食い”が大半。ですから、そこでいかに見てもらえるかが勝負です。そして“つまみ食い”が多い中で、リピーターや高評価のレビューが付くのは凄いことと言えます。
宗近 「ふるさとチョイス」では、そうしたレビューをいただき、嬉しいですね。

笹川 掲載のそばセットは大根付きで、すぐに食べられるのが最大のポイント。そばとダシだけのセットは多いですが、果たして大根を買いに行ってまで食べるか? 食べないですよね。それが大根もついて5食分。核家族なら、皆で食べられる量です。
さらに、常温生麺で消費期限が長いのも嬉しい。大根をおろしてすぐに食べられて、美味しかったら高評価になり、リピーターにもなりますよね。ポータルサイトで1位になった時は、「やった~!」と感無量でした。

- 商品は同じでも、構成次第で見え方も変わる。
宗近 私たちはメーカーなので作るのは得意な一方、販売やPR、発信は不十分。そういう意味で笹川さんの存在は心強いし、もう離さない、離したくない!(笑)
笹川 宗近さんのそば以上に、私が好きなのは冷やし中華! 「年間62万食も売れてます!」のキャッチコピーで、夏セットのマストアイテムです。そばも冷やし中華も含め、宗近さんにはまだまだできることがあると思っています。
宗近 商品だけではなく、個人向けに何かができれば……例えば、体験してもらったり、思い出を作るお手伝いができたらいいなぁと。人とのつながりを大事にしたいんです。
笹川 宗近さん指導のもとでそば打ちをして食べたり、別の麺を調理して試食してみたり、創意工夫で何でも出来るってことです。私自身は仕事を通じて、思いつかないようなことを見つけて吸収していきたいし、いつか宗近さんと大きな仕事をしたいなぁと考えています。