【麺 to the future|宗近製麺】
2021/04/07
- ふるさと納税(返礼品)における、私たち納税者のメリットは何ですか?
笹川 そもそも、ふるさと納税は“皆が笑顔になる制度”だと思っています。個人でいえば年間の税金控除以外に、欲しいものが返礼品としていただけるし、税金の使い道も選びながら“ふるさと”を応援できる。この制度から日本でも災害支援やクラウドファンディングなど、“寄付文化”が少しずつ根付いているのではないでしょうか。
宗近 そばを食べて笑顔になる。笑顔=幸せですからね。
笹川 企業について。ふるさと納税の返礼品は地域の中小企業の参入が容易(大企業にはハードルが高い制度)で、大勢に見てもらえる、という意味では自社サイトよりもメリットが多いです。膨大なアイテム数が掲載される某ネットショッピングモールでは、商品が埋もれてしまいます。それよりも興味のある“ふるさと”からの検索であれば、見つけてもらえる可能性は大きいと思います。
宗近 なるほど! 返礼品に参入していない中小企業は、もっと利用すべきですね。
笹川 「ふるさと納税」の認知度は、2015年は50%未満でしたが、コロナ禍の現在ではなんと99%。そのうち、今年の寄付控除対象者は全体の8~10%とかなり少なめ……。しかしながら、意向調査では約90%の人が継続を希望しています。その市場は現在約5000億円で、すぐにでも1兆円も超えてくるでしょう。1兆円市場が中小企業に開かれていると思うと……凄いことですよね。

- 今後、県内企業の返礼品参入が増えそうですね。
笹川 そうあってほしいですね。福井には良いものがいっぱいあるし、ブランド化もされているのにまだまだPR不足。本当にもったいない!
宗近 例えば、どんなものが“もったいない”?
笹川 いちほまれ(米)や甘えび、地酒、越前町のたけのこなんかも良いですよね。
宗近 地酒は、前職場(オレボキッチン&これがうまいんじゃ大津屋)で数多く取り扱っていましたよね。
笹川 地酒は本当に旨い! 当時、積極的に試飲を行って、売上前年比300%増を達成しました。地酒は県内全域にあるので、県単位または、近隣の自治体同士で設定可能な広域返礼品になると良いなぁと。
宗近 私を含め多くの方が、もっと「ふるさと納税」に関心を持つべきですよね。少しの関心を持つことで笑顔になり、幸せにもつながる――。
笹川さんが幸せを感じる時はどんな時ですか?
笹川 私はいつも幸せです。いい人に恵まれ、助けられていますから。仕事を通じて、企業や自治体のふるさと納税に関する“困った”に応えていきたいですね。
『株式会社さちふる』
2020年創立。「ふるさと納税を通じて福井のPRを目指す」をモットーに、福井県内初のふるさと納税に特化した企業として、同年10月より敦賀市のふるさと納税事業をサポート。自治体の他、事業者サポート、勉強会やイベントなど、ふるさと納税全般に関わることに携わる。
宗近製麺(むねちか)
【住所】福井県越前市北町45-63-1
【電話】0120-22-3139
【時間】10:00~17:00(日曜、祝日除く)
【HP】あり
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