月刊ウララ1月号『What’s Hot?』より。今、気になる場所・ヒトの一部をお見せします!

2022/01/12

名工の研ぎ澄まされた感覚が生んだ、
0.01mmという超絶技巧。


極 きわみ
敦賀市

「現代の名工」という称号がある。毎年150人ほどの伝統技術を極めた人にだけ送られるその称号で、初めて食品部門で得た人物がいる。別所昭男氏。敦賀の伝統的な食文化である“おぼろ昆布”のすき職人である。中学を卒業し、父に師事して63年、父を超えたいという一念だけが突き動かしていた。そして認められた“名工”の二文字。それは1ミリ以下、0.01mmの世界で生きてきた証である。




おぼろ昆布のすき方には呼吸法を含め熟練した技が必要。すき職人は最盛期には900人を数えたが、現在は100人未満だという。今、別所さんのところに弟子入りした人もいるそうだ。ふるさと納税にも掲載予定。150g3000円

今日も、別所さんは粛々と昆布をすく。彼こそがこの逸品を生み出せる唯一の人だから。

別所商店
【 住所 】 福井県敦賀市木崎33-7-2
【電話】0770-23-7689

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#エンタメ#人物#月刊ウララ

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